【堺市の外壁塗装】湿気に強いシーリング材の選び方とは?
堺市の皆様、こんにちは!
堺市創業年数No.1、外壁塗装・屋根塗装専門店のココペイントです!
ブログ担当は、これまで4500件の施工をさせて頂いている藤井です。
外壁塗装を検討している方にとって、「シーリング材の選び方」は意外と見落とされがちですが、実はとても重要なポイントです。
特に、湿気の多い堺市では、適切なシーリング材を使うかどうかで、家の寿命やメンテナンス周期が大きく変わってきます。
この記事では、堺市の気候特性を踏まえたシーリング材の選び方についてわかりやすく解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
Contents
シーリングの役割と重要性
まずシーリングについて少しお話していきます。
外壁塗装における「シーリング」とは、外壁材同士の隙間や接合部に充填する柔らかい材料のことです。主な役割は以下の3つです。
防水性の確保
シーリング材があることで、外壁の隙間から雨水が侵入するのを防ぎます。
これがないと、たとえどれだけ高品質な塗料や工法で施工をしても、内部に水分が入り込み、建物内部の腐食やカビの発生につながってしまいます。
耐候性の向上
紫外線や気温差、風雨など、過酷な外部環境から建物を守るのもシーリングの役目です。
劣化したシーリング材はひび割れや硬化が進み、すき間ができてしまうため、定期的な交換と、最初の素材選びがとても重要です。
外観と美観の維持
意外に見落とされがちですが、シーリングの仕上がりや色味は外観全体の印象を左右します。
最近では「意匠性シーリング」といった見た目にもこだわった商品も登場しています。
シーリング材のランクと種類
シーリング材は「グレード(等級)」によって、性能や価格帯が大きく異なります。
以下は、代表的な3ランクの違いと、堺市でのおすすめ度です。
・低ランク(エコノミータイプ)
特徴:安価で施工しやすい。DIYにも使われる。
耐用年数:5〜7年程度
- 堺市での使用:湿気や温度差が大きいため、外装にはやや不向き。内部や仮補修向き。
エコノミータイプのシーリング材はかなり安価でホームセンターなどでも販売されていることが多いので、DIYにも使用されることが多いです。
ですが、耐久性がかなり低いです。
温度差や湿気で伸縮を繰り返しますが、それに耐えられることができないことも多いため、環境がかなり変わりやすい外装での使用は控えていただけるほうが良いです。
あまり外部の影響を受けない、室内の水回りや仮の補修に使用していただくのが良いと思います。
・中ランク(スタンダードタイプ)
特徴:住宅の外装全般に幅広く使用される、バランス型。
耐用年数:10年前後
堺市での使用:コストと性能のバランスが良く、多くの住宅で採用されている。
スタンダードなものはシリコン系であることが多いです。
素材別については後ほどご紹介します。
・ 高ランク(プレミアムタイプ)
特徴:高耐候・高耐久。15年以上の長寿命で、過酷な環境でも性能を維持。
耐用年数:15〜20年
堺市での使用:台風・梅雨に強く、外壁塗装との併用で抜群の防水力を発揮。
シーリング材の【素材別の違い】と選び方
上の章ではランクについてご紹介させていただきました。
シーリング材は、「ランク」だけでなく「素材の種類」によっても性能や用途が大きく異なります。
堺市のような高温多湿な地域では、素材選びも重要なポイントです。
以下に代表的な素材と特徴をまとめます。
① 変成シリコーン系(MS系)【◎堺市におすすめ】
特徴:耐候性・耐水性に優れ、外壁材との相性も良い。上から塗装可能な「ノンブリードタイプ」※1が主流。
メリット:
雨や湿気に強く、紫外線にも強い
塗装の仕上がりに影響を与えにくい
サイディングやALC、モルタルなど幅広く使える
デメリット:
素材により価格が高め
堺市での推奨度:⭐⭐⭐⭐⭐(最適)
※1 ノンブリードって??
画像出典:シャープ化学工業株式会社
ノンブリードと言う言葉を初めて聞いた方も多いと思います。
実はシーリングにおいて起こる「ブリード現象」というものがあります。
どのような現象なのかと言いますと、シーリングに含まれている可塑剤が塗膜に染み出してしまい、黒ずみやべたつき・塗膜の浮きなどが発生してしまう現象です。
これは可塑剤が入っていることで起こります。
そのため、ノンブリードはブリードを起こさない、つまり可塑剤を含まない仕様となっています。
塗装後のトラブルを抑えるつくりとなっています。
高品質な塗装工事の場合、ノンブリード×変成シリコーン系が標準です。
② ウレタン系(ポリウレタン系)【△屋内や一部用途に】
特徴:塗装との密着性が非常に高く、しっかり固まるタイプ。柔軟性もあるが、紫外線にはやや弱い。
メリット:
塗装とのなじみが良く、表面が綺麗に仕上がる
初期費用が比較的安価
デメリット:
紫外線劣化が早く、屋外では短命
湿気が多いと硬化不良になることも
堺市での推奨度:⭐⭐(屋外には不向き)
特徴にもあるようにウレタン系(ポリウレタン)のシーリング材は紫外線に弱い傾向があります。
その保護を行うために上から塗装が必要となってきます。
シーリングは先打ち後打ちといったように、塗装を行う前にシーリング工事を行うのか、あとに行うのかがあるのですが、ウレタンの場合には先打ちが必須となってきます。
③ シリコーン系(通常タイプ)【×外壁には不向き】
特徴:浴室やキッチンまわりなど、水回りに強いが、外壁塗装には不向き。
メリット:
防カビ・防水性能が非常に高く、室内用途に最適
デメリット:
上から塗装できない(弾いてしまう)
ブリードしやすく、外壁材との相性が悪い
堺市での推奨度:⭐(外壁では使用しない)
上から塗装を行うことができないというのがシリコン系シーリングの大きな特徴です。
そしてブリードがしやすいため外壁に使用するのはよくありません。
シリコンと変成シリコンの違いは??
シリコンと聞いて「さっき出てきた変成シリコンと一緒じゃないの??」と感じた方も中にはいらっしゃるかもしれません。
ですが、全くの別物です。
素材で言うとシリコンはケイ素を意味するシリコンであり、変成シリコンはポリウレタン系のシーリング材なのです。
変成シリコンはウレタン系のシーリング材に対して機能性をプラスしたものであり、ウレタン系のグレードアップ版であると考えていただければと思います。
同じものとして考えられる方がかなり多いのでお気をつけください。
④ アクリル系(安価)【×経年劣化が早い】
特徴:非常に安価で取り扱いやすいが、耐候性・柔軟性に乏しく、外装では不向き。
メリット:
初期コストが安く、内装や仮補修に使用される
デメリット:
割れやすく、雨や温度変化に弱い
堺市での推奨度:⭐(長寿命を考えると不適)
1980年以前の外壁コーキングとして多く普及していました。
柔軟性に乏しいため、地震などが起こった際に動きに対応することができないことから現在はほとんど採用されていません。
⑤ ポリサルファイド系【△特殊用途向き】
- 特徴:高い密着性と防水性を持つが、硬化に時間がかかり、扱いがやや難しい。
- メリット:航空機・橋梁などにも使われる高性能
- デメリット:施工が難しく、一般住宅には過剰スペック
堺市での推奨度:⭐⭐(一般家庭では出番少)
シーリング材と外壁色のコーディネート術
シーリング材は性能だけでなく、見た目の仕上がりにも直結します。堺市の住宅街でも、デザインにこだわる方が増えています。
コントラストで魅せる
明るい外壁(アイボリーなど):シーリングをグレー系にするとラインが強調される
暗めの外壁(ネイビー・ブラウン):ホワイトやベージュで優しいアクセントに
自然な調和を狙う
上の写真は当社で施工させていただいた施工事例の一つです。
BEFORE AFTERを比較してもらうと特に1階部分の目地があまり目立たなくなるようになっていることがわかると思います。
外壁と同系色のシーリングで「目立たせない」仕上がりに
例:ベージュの外壁には「サンドベージュ」、グレーの外壁には「スモークグレー」など
後打ちにしてもシーリングが目立たないようにするために、外壁の色と同じような色を選定して目立たせにくくする方も多いです。
トータルデザインに一貫性を
モダン住宅 → 無彩色のシーリング(チャコール・グレージュなど)
ナチュラル住宅 → アースカラー系(カーキ・ライトブラウン)
堺市の気候に適したシーリング材の選び方
堺市は高温多湿+降水量の多さが特徴です。
これらの気候条件に対応したシーリング材を選ぶ必要があります。
湿気・雨量への対応力
高耐水性のある変成シリコーン系シーリングが最適
特に「ノンブリードタイプ」は、上から塗装しても色ムラになりにくい
温度差への柔軟性
気温差による外壁の伸縮に対応する「弾性」タイプを選ぶ
おすすめ:オートンイクシード(可塑剤フリーで劣化しにくい)
外壁材との相性
サイディング:柔軟性と追従性重視 → 変成シリコーン系
モルタル・ALC:密着性と耐久性重視 → ウレタン系 or ハイブリッド系
施工時の注意ポイント
いくら良いシーリング材を選んでも、施工が適切でなければ効果は半減します。
施工実績の多い業者に依頼することが一番大切です。
施工時の気象条件
気温:5〜35℃が理想
湿度:85%以下で施工すること(湿度が高すぎると硬化不良の原因に)
塗装時の条件としても気温が5度を下回っている、湿度が85%を超えている場合には塗装を行ってはいけません。
それと同様にシーリングの工事も上のような条件下で施工を行うことが必要です。
下地処理の徹底
汚れや水分、旧シーリング材は必ず除去
プライマー(接着剤)の塗布も忘れずに
塗装を成功させるためには既存のものをしっかりと取り払って、密着度を高める必要があります。
塗装もシーリングも長持ちさせるために下地調整はしっかりと行いましょう。
均一な厚みと仕上がり
奥行き10〜12mm、深さ6〜10mmが理想(目地によって変動あり)
気泡やムラのない仕上げが長持ちのコツ
【まとめ】堺市の外壁塗装で後悔しないために
いかがでしたでしょうか。
今回はシーリングについてかなり詳しくご紹介させていただきました。
シーリング材は、家を守る「第一防衛線」です。
湿気や雨の多い堺市では、特に高耐候・高弾性・高密着性のある製品を選ぶことで、住まいを長持ちさせることができます。
この記事のポイントおさらい✨️
湿気が多い堺市では、高ランクの変成シリコーン系がベスト
外壁の色やデザインに合わせたカラー選びも重要
適切な施工条件と下地処理で性能を最大限に引き出す
最後に、信頼できる地元の塗装業者と相談しながら選ぶことが最も確実です。
シーリング材選びと外壁塗装の仕上がりを左右するプロの目線を取り入れることで、後悔しないメンテナンスができます。
堺市で外壁塗装・屋根塗装をご検討の際はお気軽に
ココペイントまでお問合せください!!
スタッフ一同お待ちしております!!!
ココペイントは、外壁塗装・屋根塗装・雨漏り専門店です。
皆さまのおかげで創業95年!
堺市堺区・北区・中区・西区・東区地域密着で多くの信頼と実績を積み重ねてきた塗装のプロフェッショナル集団です。
地域密着だからこそ実現できる適正価格で高品質な塗装をご提供いたします。
これまで積み重ねてきた信頼と実績に恥じぬよう、誠心誠意対応させていただきます。
ご相談・お見積もりはココペイントへ!
塗装に関する疑問や不安、お値段の相談なんでも早めに相談しましょう。
ココペイントはお客様の要望に応えた工事プランを提案させていただきます!
ご相談・現地調査・お見積りまで無料でさせて頂いております。
ココペイントのショールームへ行こう!
ココペイントのショールームは堺市でも最大級です!
広々とした空間でカフェスペースもご用意させていただいてますのでぜひお立ち寄りくださいませ!
また、塗装をイメージできる体験型ショールームとなっておりますので見どころも満載となっております。
ココペイントの失敗しない塗装プランのご紹介!☆
選びやすく買いやすい外壁・屋根塗装パックとなっております。
コストパフォーマンスの高さをご確認くださいませ!
ココペイントの施工事例はこちら♪
色のイメージがつかない方にまずはこちらの施工事例をご覧くださいませ!
外壁の色を分けて見やすくなっておりますのでお好みの色の施工事例をすぐご確認いただけます。
※WEBからの来店ご予約で今ならQUOカードをプレゼント!!!
株式会社 ココペイント
住所:〒591-8032 堺市北区百舌鳥梅町3丁4-1
営業時間:10:00~18:00
フリーダイヤル: 0120-28-1030
TEL : 072-275-8327
FAX : 072-275-8326