安心・安全な外壁塗装のために|堺市・大阪府の法律・景観条例・申請方法を詳しく解説
堺市の皆様、こんにちは!
堺市創業年数No.1、外壁塗装・屋根塗装専門店のココペイントです!
ブログ担当は、これまで4500件の施工をさせて頂いている藤井です。
外壁塗装は、建物の劣化を防ぎ、見た目を美しく保つために欠かせないメンテナンス工事です。
しかし、単に塗装業者に依頼して工事を進めるだけでは不十分なケースも少なくありません。
特に堺市や大阪府内では、地域特有の景観条例や文化財保護制度など、独自の規制が数多く存在します。
これらのルールを知らずに工事を進めてしまうと、行政指導や工事の差し止め、近隣住民とのトラブルにつながる可能性もあります。
この記事では、外壁塗装に関わる主要な法律や規制を整理しつつ、堺市・大阪府で工事を進める際に必要な具体的手続きや相談先まで、実用的にまとめています。
これから外壁塗装をご検討中の方、すでに業者を選定している方も、ぜひ最後までお読みください。
Contents
1. 建築基準法と外壁塗装の関係
まず大きく関わりの多い建築基準法と外壁塗装の関係について見ていこうと思います。
建築基準法とは
建築基準法は、建築物の安全性・衛生・防火・景観を確保するために定められた法律です。
新築を建てるとき、増築するときなどに主に関わってくる法律となっています。
外壁塗装のような軽微な修繕・模様替えについては基本的に建築確認申請は不要とされています。
ただし、以下のようなケースでは、申請・許可が必要です。
申請が必要な工事の例
外壁材の全面取り替えを伴う大規模修繕
ベランダの増設やバルコニー拡張などの増築工事
住宅から店舗・事務所への用途変更
耐震改修や補強工事で建物の構造に影響する場合
外壁関係で関わってくることでいうと、外壁の全面張り替えになります。
塗装などのメンテナンスを定期的にしておらず、放置している場合外壁が貼り替えといったように全面改修を行う必要が出てきます。
その場合には規模がかなり大きくなるので申請が必要となってきます。
該当する場合は、堺市建築指導課に事前相談し、必要な申請手続きを行いましょう。
基本的には修繕等をしてくれる業者が行ってくれるはずですのでご安心下さい。
堺市における景観条例・文化財保護制度と外壁塗装
堺市は大阪府内でも特に歴史的建造物が多く、古くから続く町並みを残す地域もあります。そのため、外壁塗装といえども「見た目」の影響が大きく、堺市では景観条例や文化財保護条例を設けて、外観の管理を徹底しています。
景観条例と外壁塗装の制限
堺市では、以下のようなエリアが景観形成重点地区として指定されています。
堺環濠地域(堺区)
→ 戦国時代の町割りが今も残る地域。歴史的町家が多数。百舌鳥古墳群周辺(北区・中区)
→ 世界文化遺産に登録。周辺建築物に景観配慮が必要。
浜寺・大仙・大浜エリア
→ 近代建築や邸宅街の外観が特徴的。
これらの地区では、外壁塗装においても色彩や素材の指定・制限がある場合があります。
住所というと多いのは「〇〇丁目-△△」といったようなことが多いと思いますが、新設でできた美原区以外の地域では「〇〇丁△△」といったように丁目といいません。
これは江戸時代の町割りから引き継がれているものです。
一説ではありますが、堺の町は町割によりそれぞれが独立した町だったため、一つの町を細分化する意味を持つ「丁目」は馴染まなかったことから、町と同格の意味を持つ「丁」が使用されたといわれています。
主な制限例:
派手な原色・蛍光色・高光沢塗料は禁止
周囲と調和した色(白系・茶系・グレー系)が推奨
デザイン変更時には事前届出が必要なことも
どの町でもあまり派手な原色や蛍光色を使用しない方やおすすめしない業者が多いと思います。
住宅街であれば特に目立ちすぎてしまうからです。
高光沢に関しては汚れがつきにくく落としやすいため使用される方も多いのではないでしょうか。
塗膜が硬いこともあり、耐久性にも優れていることがあります。
ですが、高光沢はツヤツヤすぎて安っぽくも見えてしまうので適度にツヤの入っていて艶有りのメリットも感じられる3分艶を勧める業者が多いと思います。
施工手続きの流れ:
該当地域かどうかを都市景観室に確認
必要に応じて「景観形成届出書」を提出
許可が下りたら施工可能
堺市都市景観室
電話:072-228-7605
受付:平日9:00〜17:30(市役所本館7階)
文化財建造物の塗装と申請
堺市内には、以下のような歴史的建築物があります:
国・府・市指定の文化財建造物(例:妙国寺、旧堺燈台)上画像:妙国寺(出展:日蓮宗 妙國寺)
登録有形文化財(例:伸庵)
堺の有名人といえば千利休。
千利休の屋敷跡などが多く残っている地で一服味わうことができる場所です。
一度は皆さんも行ったことがあるのではないでしょうか。
この伸庵も登録有形文化財の一つです。
歴史的建築物や町家
「歴史的風致維持向上計画」に指定されたエリア内の建物
歴史的風致維持向上計画のエリアってどのあたりかというと、やはり百舌鳥古墳群あたりと環濠周辺地域になります。
これらに該当する建物の外壁塗装では、塗料の選定や施工方法に厳しい制約があることがあります。
歴史的な建築物に対して見た目を大きく変えるのはNGです。
あくまで保全ですので、元のものと同じように施工する必要があります。
主なルール:
合成樹脂系などの現代的塗料が使えない場合あり
透湿性・無光沢の塗料が推奨
塗装方法(刷毛塗りなど)の制限もあり
着色は元の色と同系統であることが条件
少し細かくご紹介しようと思います。
現代塗料の使用ができない??→構造材などにダメージを与えないため
最近ではかなり塗料が進化してきて耐久性の高い塗料が開発されるようになってきています。
これらは今の建物に対応して作られています。
昔の文化財に使用されている素材は天然のものが多いです。
例えば、漆喰・土壁・和紙・石材などが挙げられます。
今の建物で使用されている外壁材は様々なものが混在しています。
化学的なものも多いです。
天然の素材は非常に呼吸をする回数が多いです。
そのためデリケートな素材になります。
現代の塗料を使用すると逆に防水性が高くなりすぎて、水分を閉じ込めてしまう可能性があります。
木材が腐ってしまったり、外壁材の剥離を起こしてしまうリスクがあります。
塗料としては透湿性の高い自然塗料が推奨されたり、下地にダメージを与えてしまうようなシーラーやプライマーなどの使用が禁止されることもあります。
無光沢のものが推奨、元の色を同じ系統で→歴史的・文化価値保存
単なる古い建物ではなく、その時代にあった建築形式や技術、材料などを伝えてくれるとても大切な現存しているものです。
当時の漆喰・土壁の雰囲気、木部の色合いそれらにすべて文化的価値があります。
「歴史の再現性」を損なわないためが大きな理由です。
現代の塗料や光沢のある塗料が禁止されるのも、当時に存在しなかった質感が視覚的に違和感を覚えてしまうからです。
施工前には必ず堺市文化財課へ相談してください。
堺市文化財課
電話:072-228-7493
メール:bunkazai@city.sakai.lg.jp
外壁修景に使える補助金制度(堺市)
堺市では、歴史的建物や町家などの修景・保全を支援するため、以下のような補助金制度があります。
内容 | 対象 | 補助率 |
---|---|---|
まちなみ修景補助 | 歴史的町家・文化的景観地域の建物 | 工事費の1/2(上限あり) |
堺市の住宅には補助金は無いのですが、このような文化的価値のある建物には補助金が申請することができます。
補助金を活用する場合、事前申請・設計内容の確認が必要です。
施工後に申請しても受け付けられませんので、必ず計画段階で相談を。
3. 労働安全衛生法と作業者の安全管理
外壁塗装では、有機溶剤(シンナー等)や高所作業が伴うことが多いため、「労働安全衛生法」に基づいた安全管理が必要です。
施工業者が守るべき主な義務:
有機溶剤作業主任者の選任
作業者への防毒マスク・手袋・ゴーグルの配布
作業エリアの十分な換気
足場や仮設設備の安全確保
信頼できる業者は、これらの措置をマニュアル化し、施工中の安全を徹底しています。
契約前に確認しておきましょう。
4. 廃棄物処理法とリサイクルの責任
塗装工事では、次のような産業廃棄物が発生します:
空になった塗料缶
剥がれた旧塗膜・養生シート
洗浄廃液やビニール片
これらの廃棄物は、法律に基づいて産業廃棄物処理業者へ委託する必要があります。
不法投棄や不適切処理は、依頼主(施主)にも責任が及ぶことがあります。
5. 消費者契約法・クーリングオフ制度の活用
訪問販売などで契約をした場合、「消費者契約法」に基づき、8日以内なら無条件で解約できるクーリングオフ制度が適用されます。
訪問販売については住宅の方でよくされることが多いです。
契約前にチェックすべきポイント:
総費用・内訳の明記
使用塗料のメーカー・製品名
工期・工程スケジュール
施工保証(年数・内容)
クーリングオフの説明書面の有無
万が一のトラブル時には、堺市消費生活センターに相談しましょう。
堺市消費生活センター
電話:072-228-7380
受付:平日9:00〜17:00
6. 工事前の準備と行政との連携
外壁塗装をトラブルなく進めるには、着工の1〜2ヶ月前からの計画・相談が理想です。
施工前のチェックリスト:
建築基準法の確認(用途変更や大規模改修の場合)
景観・文化財に該当していないかを調査
必要なら行政窓口に届出・申請
補助金制度を検討
施工業者の資格・安全管理体制を確認
文化財等の場合、メンテナンス中の営業などについても考えてしておく必要があるので、できるだけ早めから決めておくことが必要です。
まとめ|堺市で安心・安全な外壁塗装を実現するために
外壁塗装は見た目を変えるだけの工事ではなく、法律・条例・安全管理が複雑に関わる専門性の高い分野です。
特に堺市のように、文化・景観を重視する自治体では、事前確認・適正な手続き・行政との連携が何よりも重要です。
迷ったときは、行政窓口や信頼できる施工業者と連携して、「後悔しない塗装工事」を進めましょう。
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