有機塗料よりも遥かにいい！？無機塗料についてご紹介！
堺市の皆様、こんにちは！
堺市創業年数No.1、外壁塗装・屋根塗装専門店のココペイントです！
ブログ担当は、これまで4500件の施工をさせて頂いている藤井です。
今回の記事のテーマは、タイトルにも記載しているように無機塗料となっています。
皆さんも「有機物」「無機物」といった言葉は聞いたことのある覚えがあるのではないでしょうか。
今回はこの無機物の方に相当する無機塗料をご紹介していこうと思います。
ぜひ最後までご覧ください。
Contents
有機塗料
本題の無機塗料に入る前に、まずはよく無機塗料と比較されている有機塗料についてご紹介いたします。
有機塗料というのは、名前のとおりとはなるのですが石油などの有機物が主な原料となっている塗料です。
シリコンやフッ素などの樹脂が配合されています。
一般的によく知られているような「アクリル塗料」「ウレタン塗料」「シリコン塗料」「フッ素塗料」などというのは、この有機塗料に属している塗料となっています。
有機塗料の特徴としては、柔軟性に優れていて施工がしやすい、カラーバリエーションが様々であったりと幅広い方のニーズに応えることができる優秀な塗料となっています。
ただ、この有機塗料なのですが「有機物」が主成分であるので、太陽の紫外線により劣化しやすく色褪せやチョーキング等の症状が見られるようになります。
これらの紫外線による塗料の劣化症状は、塗料に含まれる樹脂のグレードによって差があります。
つまり、塗膜の耐用年数というのは有機塗料に含まれている樹脂のグレードによって変化するということです。
有機塗料の中でも10年以上昔アクリルやウレタン塗料が主流でありました。
この2つの塗料が主流であった時、シリコン塗料自体も存在はしていたのですが、価格が高く高級品であったとされています。
最近では、シリコン塗料も手に取りやすいリーズナブルな価格帯になってきて、一般的にも使用されています。
今ではかなりシリコン塗料は流通しています。
無機塗料
有機塗料について知っていただいたところで、本題の無機塗料についてご紹介していこうと思います。
無機塗料というのは、「無機物」を主成分とした塗料です。
「石英」といった二酸化ケイ素が結晶してできた鉱物を科学を利用して取り出した後、樹脂に混ぜて作られたような塗料となっています。
ここでこんな疑問を思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「無機塗料って有機物を含まない塗料なんじゃないの？？」
とても鋭い視点です。
無機塗料といっても、実は「100％無機物が原料ではない」ということです。
有機物を一切含んでいないというわけではないのです。
仮に、無機物だけで有機物を含まない塗料を作ろうと思っても作れません。
理由としては、硬度が高すぎるからです。
硬度が高すぎてしまうとそもそも塗料として成り立たないです。
そのような理由で必然的に無機塗料であっても有機物を入れる必要があるのです。
そして無機塗料でもう一つ注意をしてもらいたいポイントがあります。
有機物が無機塗料に必然的に入ってくるとご紹介しましたが、「無機塗料」と言われていてもほぼ「有機塗料」である塗料も存在します。
実は、無機塗料というのは無機物が「ほんの少し」でも入っていれば「無機塗料である」と言えてしまうのです。
ということは、無機塗料といっても質がかなり異なるものがあるということです。
同じ無機塗料だとしても稀にかなり性能の悪い塗料が出てくることがあるため、もし無機塗料を選択される場合には塗装業者にしっかり相談して選んでもらう必要があります。
プロの方と相談することで塗料選びには困ることがないでしょう。
無機塗料の優れているところ
続いて無機塗料が有機塗料に対して優れているところについてご紹介していきます。
それは「耐久性」です。
無機物を主成分としている無機塗料は紫外線の影響を受けにくく、有機塗料がどうしても避けられない劣化症状となっているチョーキング現象が起こりにくかったり、無機物は燃えない物質が多く入っていることで不燃性があります。
これらのメリットがあることで耐候年数が長くなってくれたり、変色しにくいといった特徴をもちます。
そして無機塗料は親水性があって雨が降っても汚れと一緒に流してくれるセルフクリーニングの機能をもちます。
また有機物はカビやコケの栄養となる有機物の配合量が少ないため汚れにくいので美観性に関しても維持をしてくれます。
かなりいい塗料であると思った方多いと思いますが、無機塗料もデメリットはあります。
「柔軟性」と「色味があまりない」ということです。
有機塗料と比較して無機塗料は柔軟性がよくありません。
柔軟性がないとどうなるのかというとひび割れが起きやすくなります。
先ほども無機物だけで塗料を作ろうと思うと硬度が高すぎて成り立たないと紹介したと思います。
無機塗料は硬度が高いのであまり柔らかくないです。
地震による揺れであったり、建物自体の伸縮があると塗膜がひび割れしてしまいます。
そして無機塗料は有機塗料と比較して、色味があまりないです。
色の自由度を考えると有機塗料の方が長けています。
おわりに
今回は初めに有機塗料・続いて無機塗料についてご紹介させていただきました。
有機塗料・無機塗料どちらにもメリットはありますし、皆さんの用途やニーズに応じて選択していただければと思います。
無機塗料についてもう一度復習しておくと、「有機塗料と比較して紫外線の影響や不燃性を持っているなどで耐久性が高い、美観性を保つことができる、色味が少ない、柔軟性が低い」ということです。
性能は高いですが、もちろんデメリットもあるのでそれぞれの特徴を知っていただいたうえで塗装を考えていただければと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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