浸透性塗料とは?メリット・効果についてもご紹介!
堺市の皆様、こんにちは!
堺市創業年数No.1、外壁塗装・屋根塗装専門店のココペイントです!
ブログ担当は、これまで4500件の施工をさせて頂いている藤井です。
皆さんは「浸透性塗料」という塗料の種類を耳にしたことはありますでしょうか。
浸透性塗料は、モルタルやコンクリートの外壁の塗り直しには窯業系のサイディングボードや金属英の外壁に使用する塗料とは異なる浸透性塗料というものを使用します。
外壁だけでなくお家の様々な部分に木材は使用されていると思います。
その部分にも浸透性塗料が多く使用されています。
そこで今回は浸透性塗料について特徴・メリット、もう1種類の塗料である「造膜性塗料」との違いについてもご紹介いたします。
ぜひ最後までご覧ください。
Contents
浸透性塗料の特徴とメリット
浸透性塗料は別名、ステイン系塗料とも呼ばれていて「塗る」というよりも「染み込ませる」というイメージが似合うような塗料です。
お家の周辺の多くの部分に施されている木製の部材は紫外線や雨風による影響を直接、大きく受けてしまいます。
定期的なメンテナンスを怠ってしまうとカビが発生してしまったり腐食が生じてしまう場合があります。
そのカビの発生や腐食を防ぐのに有効なのが、木材の奥まで浸透するような浸透性塗料を定期的に塗装してメンテナンスをすることです。
浸透性塗料は木材の表面を作らない塗料となります。
そのため耐水性や撥水性はそれほど高いとは言えません。
しかし、浸透性塗料を使用することで木材本来の木目や雰囲気を損なうことなく保護することが可能となります。
ここからは具体的にどのようなメリットがあるのかについてご紹介いたします。
木材の保護
浸透性塗料で塗装を行う一番の目的は「木材を保護する」ことです。
木材はサイディングや金属系の部材よりも紫外線や雨水の影響を大きく受けやすい部分です。
木材を外壁材として使用するのはそこまで多くはありません。
しかし、一般的な住宅であっても軒天や破風版に木材が取り入れられていたり、ウッドデッキや玄関ポーチなどに木材を取り入れているお家も多いと思います。
どの部分であっても木材が取り入れられているのは紫外線や雨風の影響を受けやすい位置であることが多いです。
木材はおしゃれで温かみを感じる素敵な材質ですが、経年劣化が進行してしまうと色褪せやひび割れなどがどうしても発生しやすく、古びた印象になってしまいます。
そこで浸透性塗料を木材に施すことで紫外線や雨風から保護するのと同時に見た目の雰囲気も蘇らせることができます。
浸透性塗料の色味は木材に近いナチュラルなものから木目を活かしながらカラフルに色付けするものまでたくさんの種類があるのでお家の周辺部分の塗装のアクセントとして木材部分だけ色を変えてみるというのもオススメです。
無垢材との相性
無垢材とは天然の木をそのまま活用した木材のことをいいます。
古くから日本で用いられている代表的な無垢材には「杉」や「松」などがあります。
無垢材は家具や床材、構造材として用いられることが多いですが、景観的な目的で外回りにも使用される場合があります。
浸透性塗料は無垢材とも相性の良い塗料で、天然の木材の美観を保つのにも有効とされています。
浸透性塗料は無垢材の美観を損なわない天然に近い色から風合いを損なわない程度に色付けをするものまでさまざまな色味があります。
同じ浸透性塗料であったとしても塗料メーカーによって色味のラインナップは異なります。
特に無垢材に塗装を行う場合には性能はもちろんですが、色味も重視して検討するようにしましょう。
防腐・防カビに効果的
浸透性塗料は大きく「木材保護塗料」と「自然塗料」の2種類に分けることができます。
木材保護塗料はお家の廻りの木材を保護するという目的で多く取り入れられています。
木材保護塗料の中身はベースである樹脂と着色顔料に防腐剤と防カビ剤、防虫剤などの薬剤が加えられることで構成されています。
この塗料を木材の奥まで浸透させることで防腐や防カビ効果を示すことができます。
有機溶剤を含む浸透性塗料が多いですが、近年では溶剤にアルコールや水を使用する水性塗料もあります。
油性塗料と水性塗料では防腐や防カビの性能の差についてはほとんどありません。
しかし、油性塗料のほうが耐久性能が高くて塗りやすいという特徴があります。
水性塗料のほうがニオイも少なく、人や環境の害になりづらいというメリットがあるということから水性塗料を選択する方もいらっしゃいます。
>>水性塗料と油性塗料についてはこちらで簡単にまとめていますのでぜひ参考にしてみて下さい
造膜性塗料とのちがい
ここでは「浸透性塗料」と「造膜性塗料」のちがいについてご紹介いたします。
浸透性塗料は防カビ・防腐に効果的な薬剤を含んでいる塗料で、内部に成分を染み込ませることで内側から傷んでしまうのを防止します。
それと比較して造膜性塗料では部材の表面に塗膜を張って部材を保護するという塗料です。
部材の表面から保護をするため、浸透性塗料よりも耐久性能に優れています。
しかしながらベタ塗りになってしまうので木材の木目や風合いはどうしても失われてしまいます。
耐久性などの機能面を優先するのなら造膜性塗料がオススメですが、木材の風合いを大切にしたいという場合には浸透性塗料がオススメです。
部材に傷や破損がある場合にはまず補修を行った後に塗装を行います。
この場合、浸透性塗料では補修箇所をカバーすることはどうしても困難です。
そのため造膜性塗料を使用することをおすすめしています。
ここからは造膜性塗料の特徴とメンテナンス性についてより掘り下げてお話したいと思います。
造膜性塗料の特徴
先ほどもご紹介させていただきましたが、造膜性塗料は浸透性塗料と比較すると耐久性能に優れているという特徴をもっています。
木材は最も水分の影響を大きく受ける部材の1つです。
含まれる水分量によって伸縮を繰り返し、水分が多すぎると劣化を進行させてしまいます。
木材の木目や部材の質感を気にしない場合や色を変えて雰囲気を一新したい場合には艶や光沢感のある造膜性塗料がオススメです。
木材の表面に塗膜を作って水分や汚れの侵入を防止してくれるので結果的に木材が長持ちすることに繋がります。
また、木材が大きく破損してしまった場合には傷や補修箇所を隠すこともできます。
木材は常に伸縮しているため、造膜性塗料も伸縮性のあるものがオススメです。
さらに造膜性塗料は木目や質感を失ってしまうというのがデメリットとしてありますが、最近では木目を活かすことのできる透明塗料もあるのでぜひ気になる方はチェックしてみてください。
メンテナンス性
さて、ここでは2つの塗料のメンテナンス性についてお話していきたいと思います。
メンテナンス面で見るとやはり造膜性塗料のほうが耐久性が高く、塗り直しまでの期間が長くなるので浸透性塗料よりもメンテナンス回数を減らすことができます。
塗装工事を行うとなると、足場の設置が必要となります。
足場の費用はお家の大きさにもよりますが、10~20万円程度とされています。
メンテナンス回数を減らすことができればトータルの費用削減にもつながるのです。
また、木材はサイディングや金属に比べて伸縮性が高いため、塗料も伸縮性の高いものを選択しなければ塗膜がよれてしまったり、剥がれたりしてしまう危険性があります。
木材に塗装工事を行う際にはどの塗料を使用するにしても表面の下処理が必要となります。
造膜性塗料の場合は塗料を塗る前に下地材を塗り、塗料は2回重ぬることになります。
作業性を考えると浸透性塗料のほうが手間はかかりません。
しかし全体的なメンテナンス性を考慮すると造膜性塗料のほうが適していると言えるでしょう。
~付記~ 半造膜塗料とは
半造膜塗料とは造膜性塗料と浸透性塗料の中間的な存在の塗料です。
どちらの塗料の良さも活かすことのできるいいとこ取りの塗料と言えるでしょう。
半造膜塗料は屋外の木部に使用することを目的としているので木材の防腐や防カビ・防虫効果がある薬剤が含まれています。
浸透性があり、木材の木目を潰すことなく表面に塗膜を作ることができるのが最大の魅力です。
木材の良さを活かしながら着色する事となるので色は浸透性塗料に近いようなラインナップとなっております。
硬すぎたり塗料が浸透せずになかなか乾燥が進まないものには半造膜塗料は向いていません。
もしも硬い木材に使用した場合には一度試し塗りをしてみることをおすすめしています。
~付記~ コンクリートにも使用できる?
浸透性塗料はコンクリートにも使用することができます。
コンクリートの打ちっぱなしの外壁でも塗料によるメンテナンスは必要です。
防腐・防カビ効果のある薬剤入りの浸透性塗料では内部に浸透して表面には塗膜を形成します。
コンクリートの内部はアルカリ性ですが、経年劣化で内部に二酸化炭素が入ってしまうと中性化してしまうのでコンクリートの内部の鉄筋を腐食させてしまいます。
コンクリートへの塗装は鉄筋の腐食を防止するためにも必要となっています。
コンクリートには「水酸化カルシウム」という物質が含まれています。
もしもコンクリートにひび割れがあった場合、水とともにこの水酸化カルシウムが滲み出してしまい、空気中にある炭酸ガスと反応して白く盛り上がった状態で固まってしまいます。
その状態を「エフロレッセンス」といいますが、塗装を行うときには下処理として綺麗に取り除くことが大切になります。
コンクリートの塗装を行うときにはエフロレッセンスなどの表面にある付着物をしっかりと取り除いた後に塗料を2回塗りして仕上げます。
ぜひ定期メンテナンスの実施を
外壁を塗装する際には軒天や破風板などの木部やコンクリート部分にも浸透性塗料をうまく使用して定期メンテナンスを行い、美観を維持するのがオススメです。
外壁塗装を行うときには細部までしっかりと塗装を行うと見た目を蘇らせることができるだけでなく、それぞれの部材の劣化を防ぐことで構造に関わる部分を保護し、結果的に大切なお家を守ることに繋がります。
使用する塗料によって塗り直しまでの期間は異なりますが、約10年に1回くらいの頻度で点検を行うことをおすすめしています。
美観性が低下してきたと感じるタイミングが塗り直しの目安にもなりますので美観性が低下してきたなと感じたら一度業者に点検をしてもらうようにしましょう。
一度塗装工事を行うと保証内容に点検についても記載されていることが多いので契約前に保証内容についても確認するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は浸透性塗料についてご紹介させていただきました。
塗装を行う部分やその劣化状態によって最適な塗料は異なります。
きれいなお家に安全に住み続けるためにも定期的なメンテナンスは非常に重要です。
もしもご自宅の外壁や付帯部について気になる部分がありましたら一度ココペイントまでお問い合わせください!
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