金属屋根の縦葺き・横葺きって??
堺市の皆様、こんにちは!
堺市創業年数No.1、外壁塗装・屋根塗装専門店のココペイントです!
ブログ担当は、これまで4500件の施工をさせて頂いている藤井です。
最近多い屋根材の種類としてガルバリウム鋼板があります。
屋根の葺き方として実は2つ種類があります。
縦葺きと横葺きです。
そもそも何が異なってくるのか、わからない方も多いと思いますので今回はガルバリウム鋼板における「縦葺き」と「横葺き」についてご紹介して行こうと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
Contents
ガルバリウム鋼板についておさらい
最初にガルバリウム鋼板について軽くおさらいしておこうと思います。
金属屋根の一種です。
少し前までは金属屋根と言うとトタン屋根が主流となっていたのですが、最近ではこのガルバリウムが主流となっています。
大きな理由としてはサビにくさが挙げられます。
トタン屋根と比較してガルバリウムではサビが発生しにくいです。
また特徴として大きいのが「軽量で施工性が高い」そして「比較的安価である」です。
具体的な軽さで言うと、1坪の重量で考えた際瓦の1/10、スレートの1/3~1/4と言われています。
そのため、新築で採用されることももちろん多いのですが、屋根リフォーム(例えばカバー工法や葺き替え)といったものにも採用されやすいです。
そして一時期主流となっていたスレートの耐用年数も大きく上回っています。
スレートはおおよそ20年前後と言われているのに対し、ガルバリウムは30~40年ほど持つと言われています。
メンテナンスの頻度としてもスレートでは10年に1度と言われていますが、ガルバリウムであれば15~20年ほどで1度メンテナンスを行えばよいとされています。
そのため、イニシャルコスト・ランニングコストともに抑えることが可能です。
縦葺き
まずは縦葺きについてご紹介していこうと思います。
縦葺きは屋根の軒先に向かって雨水が流れていくのと同じ方向に屋根を葺いていくものです。
長い鋼板を棟から軒先まで縦方向に1枚で施工をします。
金属屋根でトタン屋根というと縦葺きになります。
模様としては縦縞になります。
印象としてはかなりシンプルです。
屋根1枚の長さがかなり長いため、長尺屋根とも言われることがあります。
縦葺きには葺き方が「瓦棒葺き」と「立平葺き」の2つに分かれ、立平葺きにはさらにハゼ葺きと嵌合式の2種類があります。
また折半というものもあります。
縦葺き全体のメリット・デメリットをお話した後に、それぞれについて紹介します。
縦葺きのメリット・デメリット
縦葺き全体のメリット・デメリットについてお話していきます。
メリット
縦葺きの一番大きなメリットとしては、屋根材の方向に沿って雨水がスムーズに流れていってくれるということです。
雨が降ってきてその流れを遮ってしまうことがほぼないことから勾配が緩やかであっても雨漏りの心配がないです。
施工時間もあまり要さないため、施工日数が短く横葺きと比較してコストも抑えやすいです。
デメリット
続いてデメリットについてです。
大きな金属の板を使用して施工を行うため、複雑な形状の屋根には対応していません。
またデザインの種類も少ないです。
以下よりそれぞれ縦葺きの工法についてご紹介していきます。
瓦棒葺き
トタンの鉄板と木の棒を組み合わせたトタン屋根のことです。
接合部に心木を使用しているもので、金属の屋根材を木に固定していきます。
瓦棒葺きのデメリットとしては木を使用していることによって軒先部分から水を吸ってしまうと腐食してしまう恐れがあります。
立平葺き
屋根材の縦の継ぎ目を折り曲げてジョイントを行う葺き方です。
瓦棒葺きでは木が芯材として使用されていましたが、立平葺きでは曲げた板金のみで構成されているため、腐食の心配もありません。
新築の戸建てではこの立平葺きのものが採用されていることが多いようです。
立平葺きは腐食しにくいだけでなく、アール屋根など曲面のお家にも施工することが可能であるということです。
これが可能なのは心木を使用していないことにあります。
かまぼこ屋根は各部分で勾配が変化してきます。
頂上付近の勾配はゼロになっているので水切れ具合が悪いのですが、雨漏りする可能性が高いのですが、防水性の優れた立平葺きが向いています。
横葺き
続いて横葺きの屋根について紹介します。
横葺きは屋根の傾きの方向とは反対の水平方向に張っていくタイプの屋根です。
横長の鋼板を軒先部分から重ねて葺いていくような工法です。
見た目としてはスレート屋根のように屋根に横方向に線が入った見た目になります。
葺き方としては一般的なもので2つ、「平葺き」「段葺き」の2つがあります。
縦葺きと同様全体のメリットとデメリットを紹介した後、それぞれの工法についてご紹介して行こうと思います。
横葺きのメリット・デメリット
横葺きのメリットとデメリットについてです。
メリット
最大のメリットでいうと「デザインやカラーバリエーションが豊富であること」です。
縦葺きのものと比較して、豊富なバリエーションの中から選択することができますのでデザインや色を選びたい、スタイリッシュな印象にしたいという方には横葺きのものがおすすめです。
また縦葺きと違って重ねて屋根材を葺いていくため、複雑な屋根形状であっても対応可能です。
金属屋根なので熱のこもりやすさなどを気にされる方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、横葺きのものであると断熱材が一体化しているものもあるので安心です。
そして横葺きの金属屋根の多くは国内で製造されたものもしくは輸入品です。
ほとんどの商品に対して長期保証がついています。
縦葺きのものは現場で加工したものが多く、メーカーによる保証が得られないことが多いです。
デメリット
続いてデメリットです。
何枚も屋根材を重ねて葺いていくので縦葺きと比較して雨水が流れにくい傾向があります。
スムーズに流すためには2.5~3寸程度の勾配がないと雨漏りのリスクがあります。
勾配がゆるいものであると選択することができませんのでご注意ください。
またメーカーや商品にもよるのですが、縦葺きと比較して単価が高いです。
そして横葺きの屋根で特に国内のメーカーによる金属屋根は高度な板金工事技術が必要となってきます。
水を止める止水性を高めるための鋼板を折ったり曲げたりする加工が多く。、熟練の技術が必要となってきます。
輸入品のものであればほぼ切断するだけで仕上げを行うことができるので比較的容易に工事を行うことができます。
平葺き
最も一般的な葺き方の1つ目として平葺きがあります。
屋根材のつなぎ目が薄くて段が強調されることなくフラットな外観に見えることが特徴です。
洗練されたようなモダンな印象をつけることができます。
段葺き
段葺きは屋根材とのつなぎ目に対して段差をつけることによって立体感のある外観にすることができます。
伝統的な建築や重厚感のあるものの建物に合います。
2つが一般的ですが、他にも日本建築に採用されることが多く規則性と非対称性による美しさが特徴の「一文字葺き」、屋根全体を覆うような「長尺横葺き」、横葺きの中でもより柔軟性の長けた施工方法で、様々な形状の屋根に適応することができる「定尺横葺き」といったものもあります。
トタンは横葺きには✕
金属の代表としてあるトタンですが、横葺きには向いていません。
というのも横葺きは排水性に長けていません。
低コストで入手しやすいものではありますが、主流となっているガルバリウム鋼板と比較して耐久性が乏しく表面に傷がついてしまうとサビを発生させたり、腐食してしまう恐れがあります。
イニシャルコストは低くても、ランニングコストが高くなるため控えるようにしましょう。
施工の注意点⚠️
施工を行う上で注意していただきたい点をいくつかご紹介します。
屋根勾配をしっかり確認
先程も申し上げたように縦葺きと横葺きは施工が可能な屋根勾配が異なっています。
勾配がゆるいものであると排水性が低くなって雨漏りや腐食を起こしてしまうリスクが高くなります。
横葺きの場合は2.5~3寸以上の勾配屋根が有効です。
縦葺きの場合は0.5寸以上のものであれば施工を行うことが可能です。
施工をしていただく業者に見てもらい検討することがよいでしょう。
縦葺き→横葺きは要注意
リフォームで金属屋根を選定する方は多いと思います。
今まで縦葺きでこれから横葺きにしたいという方は要注意です。
縦葺きであれば、元々雨水が流れやすかったため勾配がゆるくても大丈夫だったと思いますが、そのままの勾配で横葺きに変えてしまうと、雨水が流れにくくなることが多いです。
横葺きに変えても防水性の問題がないのか勾配も含めしっかり確認をしておくようにしましょう。
ご自身のお好みでお選びください
縦葺き・横葺きどちらがいいのかというと正直どちらが優れているということはありません。
横葺きのほうがデザインや色が豊富ではありますが、機能性で言うと縦葺きのほうが排水性に長けてはいます。
形状によっても採用できるできないの問題があります。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
今回は金属屋根における縦葺き・横葺きについてご紹介させていただきました。
それぞれの葺き方でデザイン性も機能性も大きく異なります。
それによってメリットもデメリットもあります。
勾配が緩やかな場合、縦葺きのみ採用できます。
「うちが何寸勾配なのかわからない・・・。」
そんな方は1度業者の方に相談してみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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