ログハウス外壁塗装ガイド|築10年から始める長寿命メンテナンス術
堺市の皆様、こんにちは!
堺市創業年数No.1、外壁塗装・屋根塗装専門店のココペイントです!
ブログ担当は、これまで4500件の施工をさせて頂いている藤井です。
ログハウスは、無垢材で造られた独特の温かみと重厚感が魅力の住宅スタイルです。しかし木材という自然素材を使っているため、外的環境による劣化リスクが高く、定期的なメンテナンスが必要不可欠です。
特に築10年を迎える頃には、紫外線劣化・含水率の上昇・防腐剤の効果低下など、さまざまなサインが現れ始めます。この記事では、ログハウス外壁塗装に必要な専門知識、塗料の選び方、塗装工程、注意点を丁寧に解説していきます。
Contents
ログハウスならではの外壁塗装の重要性
▶ 木材は呼吸している──だからこそ透湿性がカギ
ログハウスの木材は常に外気と内部の湿度バランスを調整しながら“呼吸”しています。この特性を損なわないことがログハウスの寿命に直結します。
密閉性の高い塗料や、一般住宅用の造膜型塗料を使用すると、木材内部に湿気が溜まり、腐朽菌の繁殖やカビ、内部劣化の原因となります。そのため、透湿性のある塗料(木材が呼吸できる塗料)を使用することが基本です。
▶ セトリングやクラック──ログ特有の動きと劣化
木材は経年変化により、徐々に収縮しながら沈み込み(セトリング)を起こします。これにより、ログ材の接合部やノッチ部分に隙間やひび割れ(クラック)が生じ、雨水の侵入や冷気の入り込みを許してしまうことがあります。
これらを補修しながら、木材を保護するためには、柔軟性があり追従性の高い塗料、またはコーキング材で適切に対処する必要があります。
外壁塗装の劣化サインと築10年で塗装を検討すべき理由
▶ 塗装劣化のサインを見逃すな!
色あせやくすみ:塗膜が紫外線により劣化し、鮮やかさを失っている。
ささくれやトゲ:木材表面の劣化により、細かいささくれが発生している。
塗膜の剥がれ:水分の影響や紫外線で塗膜が浮き、剥がれてくる。
カビ・コケ・藻の繁殖:通気が悪い北面や日陰に緑色や黒い汚れが出ている。
撥水性の消失:水を弾かず、木材が濡れたように変色する。
これらのサインが出ている場合、早急な塗装を検討することでさらなる劣化を防げます。
▶ なぜ築10年なのか?メンテナンス周期の根拠
ログハウスの外壁塗装は、一般的に7〜10年周期で行うのが推奨されています。これは、木材保護塗料の防腐・防虫・防カビ性能が、およそ10年で機能を失うためです。
築10年で塗り替えを実施すれば、木部が深刻なダメージを受ける前に保護でき、構造の健全性を維持できます。
ログハウスに最適な塗料とは?種類と特徴を解説
ここでは、ログハウスに最適な塗料について、その種類と特徴についてお話したいと思います。
是非参考にしてみてください。
▶ 浸透型塗料(オイルステイン)
木材に染み込み内部から保護
呼吸性を保てるため、ログハウス向き
自然な風合いを残せる
耐候性はやや短く、定期的な再塗装が必要
▶ 造膜型塗料(バーニッシュ系)
表面に塗膜を形成し強力に保護
紫外線や風雨に強い
ただし、木材の呼吸性を妨げる場合があるため注意
▶ 半造膜タイプ(バランス型)
浸透と膜形成の中間タイプ
メンテナンス性と防護性のバランスが良い
最近の高機能木部用塗料に多いタイプ
▶ 自然塗料 vs 合成塗料
自然塗料(亜麻仁油、蜜蝋など)は環境負荷が少なく、ナチュラル志向の方に人気があります。一方で、合成塗料の方が耐久性・防虫効果に優れる傾向があります。
ログハウス外壁塗装の施工手順と注意点
ログハウスの塗装は一般住宅よりも繊細な施工が求められます。木材の状態に応じた適切な工程が、仕上がりと耐久性を左右します。以下に、具体的な施工ステップを詳しくご紹介します。
▶ 1. 高圧洗浄(プレ洗浄)
塗装前に外壁表面の汚れ、カビ、コケ、ホコリ、旧塗膜の浮きなどを高圧洗浄機で丁寧に除去します。
水圧は80〜120kg/cm²程度が目安。
木材を傷つけないように距離と角度に注意。
洗剤(バイオ洗浄剤)を併用することで、カビ・藻の根を除去しやすくなります。
洗浄後はしっかりと乾燥時間を確保(1〜2日程度)。
▶ 2. 下地調整(サンディング・ケレン)
塗料の密着性を高めるため、ヤスリやサンダーを使って古い塗膜やささくれを取り除き、表面をなめらかに整えます。
サンドペーパーは#80〜#120番程度を使用。
汚れが残ったり、表面が荒れていると塗料が定着しません。
木目の方向に沿って丁寧に研磨するのがポイント。
▶ 3. クラック補修・コーキング処理
セトリングや経年劣化で発生したひび割れや隙間を埋める作業です。
細かいクラックには木部用パテやエポキシ系補修材を使用。
ログの接合部(ノッチ)やログエンドの隙間には、ログハウス専用の弾力性のあるコーキング材で防水処理。
補修後、乾燥させてから塗装工程へ。
▶ 4. 養生作業
窓枠、玄関、屋根周辺、庭木など塗装しない箇所をビニールやテープで丁寧に保護します。
風による飛散を防ぐため、養生の密着性が重要。
養生の不備は仕上がりの美観を損なう要因になります。
▶ 5. 塗装工程(下塗り・中塗り・上塗り)
下塗り
木材の吸収を均一にし、塗料の密着を高める。
専用プライマーまたは木部保護オイルを塗布。
中塗り
保護機能を発揮する主要な塗料層。
色合いを整え、紫外線・雨への耐性を付与。
上塗り
仕上がりの美観と耐久性を左右する工程。
ログハウスに合った半造膜タイプや自然塗料を均一に重ね塗り。
各工程間には十分な乾燥時間(6〜24時間)を確保し、気温や湿度に応じて施工タイミングを調整することが重要です。
ログハウス塗装でよくある失敗と対策
▶ 間違った塗料選び
木材用でない外壁塗料(一般住宅用)を使ってしまうと、通気性を損ない内部腐敗を招くことがあります。
▶ 下地処理を省略してしまう
時間短縮のために高圧洗浄やサンディングを省略すると、塗膜の密着不良や早期剥離につながります。
▶ 一回塗りで済ませてしまう
必要な塗布回数(2〜3回)を守らないと、防水性・耐久性が大きく低下します。
塗装業者選びのコツと見積もりのポイント
ログハウスの塗装経験が豊富かどうかを確認
塗料の種類や施工方法を丁寧に説明できるか
木材保護塗料のメーカー指定があるか
保証内容とメンテナンス計画の提示があるか
相場としては、ログハウスの外壁塗装費用は80〜150万円前後。木部の状態や塗料の種類で変動します。
ログハウスの美観と耐久性を守るために
ログハウスは、住む人とともに年を重ね、ゆっくりと風合いを深めていく「経年美」が魅力の住まいです。木材特有の色味の変化や木目の浮き立ち、それ自体が“味”として愛される一方で、自然の力にさらされ続ける外壁は、時間とともに少しずつ劣化していきます。
この美しさを単なる“老朽化”で終わらせず、「成熟」として育てていくには、定期的な外壁塗装と点検によるメンテナンスが不可欠です。
【まとめ】
今回は、ログハウスでの塗装工事についてお話させていただきました。
まとめると、
築10年を迎えたログハウスは外壁塗装のベストタイミング
無垢材には透湿性塗料・浸透型塗料が適している
塗装前の下地処理が仕上がりを左右する
専門業者による丁寧な施工が鍵
というのが重要なポイントとなっています。
もしも築10年を超えたログハウスを所有、お住いになられている方は是非参考にしてみてくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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