意外と知らない？「逆汚染」についてご紹介！
堺市の皆様、こんにちは！
堺市創業年数No.1、外壁塗装・屋根塗装専門店のココペイントです！
ブログ担当は、これまで4500件の施工をさせて頂いている藤井です。
皆さんの中にもお住いの外壁に黒い筋や汚れ、シミが付着しているのを目撃したことがあるという方がいらっしゃるのではないでしょうか。
それを見て、「外壁の塗装が劣化したのかも」と思う方は多いと思います。
たしかに本当に外壁の塗装が劣化している場合もございますが、雨樋によるものである場合があります。
このことを「逆汚染」といいます。
今回は、逆汚染について詳しくお話していければと思います。
ぜひ最後までご覧ください。
Contents
逆汚染とは？
そもそも、雨樋は屋根から流れてきた雨水をしっかりと受け止めて、地面へ導く役割を担っています。
雨樋がきちんと働くことが出来ないと外壁の劣化に影響を与えてしまいます。
具体的に言いますと、
・雨樋の詰まりなどによる水の溢れや溜まり
・外側に水が伝ってしまい、流れてしまう
などの現象が挙げられます。
このような現象によって本来、外壁に触れるはずのなかった水分が外壁を流れることとなってしまいます。
また雨水にはほこりやゴミ、コケの胞子などの汚れに関わる物質が含まれているので、外壁を伝うときに汚れを残してしまいます。
この現象のことを「逆汚染」と呼んでいます。
逆汚染の特徴
ここでは逆汚染の特徴について詳しくご紹介したいと思います。
以下のようなサインが見られる場合は、逆汚染が進行してしまっている可能性があります。
しっかりとチェックしておきましょう。
① 縦方向に筋のような汚れが伸びている
逆汚染の中で最も多いのが、雨樋の真下や屋根の水切りの部分に発生する縦筋状の汚れです。
この汚れの難しいところは、外壁の雨筋汚れと似ているという点です。
雨筋汚れは通常の雨筋が外壁全体に薄く広がるのに対して、逆汚染では、特定の箇所に集中して黒い筋が強く残るというのが特徴です。
特に雨樋の継ぎ目から雨水が漏れている場合や、屋根勾配が浅くて水はけが悪い場合などには逆汚染がより発生しやすくなってしまいます。
② 塗膜の劣化ではなく、付着物による変色
逆汚染の多くは塗膜そのものの劣化ではありません。
外壁の表面に雨水中の汚れが付着・固着することで変色してしまっています。
そのため、この汚れは高圧洗浄や中性洗剤などを使用した洗浄で落ちるケースも多く、今すぐに再塗装を行う必要がないことも多いです。
しかし、どの汚れに対しても共通して言えることですが、放置してしまうと汚れが蓄積してしまい、落ちにくくなることから美観を損ねるだけでなく、微生物の繁殖を招いてしまうこともありますので、早めの対処が大切になってきます。
③ 外壁材によっても目立ち方が異なる
逆汚染は外壁の素材によって見え方や汚れ方が異なってきます。
例えばサイディング外壁では、黒っぽい筋状の汚れが発生しやすく、雨戸ぴや窓下に濃い選が出るのが特徴的です。
サイディングの外壁では、表面がすこしザラザラとした質感のため、汚れが定着しやすい傾向にあります。
また、モルタル壁では凹凸が多いので汚れた水やゴミが溜まりやすいということから、黒ずみや茶色っぽい雨筋が目立ちます。
モルタル壁はひび割れが発生しやすい外壁材です。そのため、ひび割れ箇所に沿って汚れが溜まることもございます。
このように外壁材の種類によっても構造や吸水性の違いによって汚れの出方が変化するので、正しい診断とメンテナンスの選択が重要となります。
逆汚染が招く２次リスク
逆汚染は、見た目の問題だけではありません。放置することによるリスクをここではご紹介させていただきます。
① カビやコケの発生
汚れに含まれる有機物が栄養となり、外壁の表面でコケやカビが繁殖してしまいます。
カビやコケは水分を含みやすいため、外壁の劣化に直結してしまいます。
また、アレルギーの原因にもなってしまいますので人体にも影響を与えてしまう危険性があります。
増殖が広がらないうちに除去することが大切です。
② 外壁塗膜の早期劣化
常に湿気が外壁表面に残ってしまうため、塗装の寿命が短くなってしまいます。
せっかく定期的にきれいにメンテナンスをしたとしても雨樋の不具合を修理しないと同じ劣化を繰り返してしまいます。
雨樋が原因の劣化だということに早めに気がつくことが大切です。
先程ご紹介したような、逆汚染の特徴を照らし合わせてみてみるようにしてくださいね。
③ 雨漏りの遠因
雨樋の勾配不良や外れを放置してしまうと、水が軒天や壁内部に回り込んでしまい雨漏りにつながってしまう危険性があります。
さいごに
いかがでしたでしょうか。今回は「逆汚染」についてご紹介させていただきました。
外壁の汚れを見つけると、「塗膜の劣化」と捉えてしまう方がほとんどです。
しかし、汚れには雨樋から外壁への逆汚染という現象があり、見落としてしまうと根本的な修繕ができず、同様の劣化を繰り返してしまいます。
そうならないためにも定期的にしっかりと信頼できる業者に点検をしてもらうのが安心です。
できるだけ早くに気が付き、早期に対処をすることがとても大切です。
今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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