意外と知らない？塗料とペンキのちがいについてご紹介！！
堺市の皆様、こんにちは！
堺市創業年数No.1、外壁塗装・屋根塗装専門店のココペイントです！
ブログ担当は、これまで4500件の施工をさせて頂いている藤井です。
外壁塗装を行うときには「塗料」を使用して行います。
皆様の中には「塗料」と「ペンキ」違いがよくわからない方もいらっしゃると思います。
また、塗装工事はペンキでも十分ではないか？とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし塗装工事を行うとなると基本的にはペンキではなく、塗料を使用することとなります。
たくさんある塗料のラインナップから選んで工事を依頼することとなります。
そこで今回は、塗料とペンキの違いをご紹介したうえでどうして塗装工事には塗料を使用することが多いのかについても説明したいと思います。
ぜひ最後までご覧ください。
Contents
「塗料」と「ペンキ」のちがい
塗料とペンキはどちらとも色をつける液体で特に違いはないと考えられがちです。
たしかに外壁塗装を行う際にペンキで塗装したとしても施工直後は同じような見た目に仕上がります。
しかしだからといって塗装工事をするときにペンキで塗装して良いのかと言われるとそうはなりません。
ペンキは植物性の揮発性油脂を基にして製造されていて、「色をつける」という点を最大の目的としています。
ペンキはオイルペイントや合成樹脂調合ペイントと呼ばれることもあり、使用するときには植物油脂で希釈をしてから塗装することとなります。
色をしっかりと出すために顔料の成分を植物油脂を使用して伸ばしやすくし、均一にぬれるように塗装しているのが特徴です。
それと比較して塗料は何らかの効果を発揮するために設計されているものとなります。
顔料が含まれていればペンキと同様に色付けをすることが可能となります。
塗料は揮発性のある溶剤を使用していて塗った後に成分が定着することでその効果を発揮することができます。
塗料は色付けの目的で使用されることもありますが、塗ったものを保護したり何らかの機能を付与する目的でも用いられるというのが最大の特徴です。
では、ここからは塗料とペンキのちがいについて項目別に分けてご紹介していきたいと思います。
使用目的
こちらは先ほどしたお話と似たようなものになってしまうのですが、ペンキは色付けが主な目的であるのに対して塗料は保護したり機能を付与することが目的となっています。
そのためペンキは壁に文字を書いたり企業ロゴを書いてみたりと装飾に用いられます。
逆に塗料で文字やイラストを書くようなことは基本的にはありません。
外壁塗装では外壁部分に水分が侵入してしまわないために塗膜を作って保護することが大切で、そのためには塗料が適しているというのがおわかりいただけると思います。
最近では塗料の中でも断熱性や遮熱性、汚れにくくする機能を付与したものまで数多くの種類が存在しています。
成分
ペンキと塗料では成分が異なっています。
ペンキには顔料・合成樹脂・植物油脂が含まれています。
色を出すために必要な色素成分である顔料と液状にして塗れるようにするための成分、色素を定着させるために必要な合成樹脂などを組み合わせて作られています。
一方で、塗料には顔料・合成樹脂までは同様でそれにプラスして添加剤を加えています。
機能を付与したり塗料の定着性を高めるための成分調整をしているというのが特徴です。
ペンキは必ず色がついていますが、塗料の場合には素材の色を活かすために透明のものもあります。
機能性
ペンキと塗料の最も大きな違いが見られるのがこの機能性の点だと言えるでしょう。
ペンキはとにかく色をつけるという機能に特化しています。
そのため製造される中で使用する色素に特にこだわりをもっていることが多いです。
それに対して塗料では総合的な機能性を重視して製造されていることが多いです。
塗料では発色の良さだけでなく、耐候性や遮熱性、断熱性も考慮する必要があります。
最近では機能性塗料の開発が進んでおり、どんどん性能の良い塗料が製造されています。
そのためペンキとの差はこの機能面では大きくなってきていると言えます。
費用
費用では同じ㎡数の壁を塗るとなるとペンキのほうが安くなる場合がほとんどです。
色素だけでなく様々な機能を加えた塗料の方が価格が高くなるのは明らかでしょう。
さらに塗料は塗装を行うときの施工性も加味して設計されていることが多いため、付加価値が高い商品となっています。
費用の点で見ると、塗料のほうがどうしても高くなってしまいます。
外壁塗装でペンキを使用してほしくない理由とは・・・？
価格を重視する方からすると「安いし塗装はペンキで良いや～」と考えてしまいがちです。
しかし、外壁塗装を行う際には必ず塗料を使用して行っていただきたいです。
ここではその理由についてご紹介していきたいと思います。
順番に確認していきましょう。
理由① ペンキで外壁を保護することはできない
ペンキの効果は「色をつける」ことです。
外壁塗装をする目的は見た目を綺麗にすることももちろんなのですが、最も重要なのは外壁を保護することです。
外壁塗装は塗膜を形成させて数年～十数年間、外壁を保護して外壁や建物自身の寿命を延ばすことが役割となっています。
しかしペンキでは外壁を保護することができません。
寿命も長くはないので外壁を保護するという目的には適していません。
理由② ペンキは機能性を付与できない
塗料は外壁を保護するための基本的な機能を持っています。
ペンキにも多少の機能がある場合もありますが、もともと機能を持たせるために製造されているためではないため、塗料と比較するとどうしても機能性は低くなってしまいます。
遮熱性や断熱性などの機能はペンキには持たせることができません。
機能性を付与できないという点がペンキを使用するデメリットであると言えるでしょう。
理由③ ペンキは性質的にも課題が多い
ペンキに全く保護性能がないというわけではありません。
しかし性能を塗料と比較するとどうしても劣ってしまいます。
更にペンキは性質的にも課題が多いものとなっています。
植物性の油脂を溶剤として用いているため揮発性が低くて乾くまでに時間がかかってしまいます。
乾燥するまでの期間で雨が降ってしまったり、砂埃などの汚れが付着してしまうと工事の品質は低下してしまいます。
また、費用を抑えたいからと言ってペンキを選んでしまうと太陽からの紫外線や雨風にやられてしまい、すぐに変色や脱色を起こしてしまう可能性もあり、外壁塗装工事に用いるには様々な問題を抱えています。
トータルで見るとペンキによる塗装はコストパフォーマンスが悪くなってしまうのでおすすめできません。
ペンキと塗料の違いを理解して塗装工事を依頼しよう！
ペンキと塗料の違いを理解したうえで外壁塗装工事を依頼することはとても大切です。
ペンキと塗料が同じものだと思っているとどうしてもトラブルが発生してしまいやすくなるからです。
では、トラブルとなってしまう原因についてご紹介していきます。
塗装業者がペンキを勧めてくる可能性
塗装業者に施工費用をどうしても安くしてほしいと言ったときにペンキを使うことを提案するような悪徳業者も残念ながら一定数存在してしまいます。
そして施工が完了したときにはきれいに仕上がるため、きちんと塗装ができたと勘違いしてしまうかたも大勢いらっしゃいます。
このような方法で安い見積りを出して塗装をするような業者もいるので身を守るという意味でも塗料とペンキはしっかりとご自身の中で区別ができるようにしておくことが大切です。
塗料の中でも目的に合うものを選択する必要性
塗料を使用する目的は色だけではないということがおわかりいただけたかと思います。
そうなると機能性をしっかりと考えて目的に合うような塗料を選択できるようになります。
そういう点でも塗料とペンキの違いを把握しておくことは大切です。
近年、塗料の開発も盛んになってきておりたくさんの機能性塗料が開発されています。
そのため外壁塗装を行うときに塗料はしっかりと比較してから決めようという発想になるので「ペンキと塗料は別物」と考えることがおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はペンキと塗料の違いについてご紹介させていただきました。
ペンキは色付けに用いられ、塗料は機能性の付与に用いられます。
大切なお家に適切なメンテナンスを施すためにもこの違いはしっかりと押さえておくようにしましょう。
もし少しでも気になる点がございましたらココペイントまで一度お問い合わせください(^^)
最後までご覧いただきありがとうございました。
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