蔦が絡まった外壁の美観とリスク
堺市の皆様、こんにちは!
堺市創業年数No.1、4500件以上の施工を手掛けてきた外壁塗装・屋根塗装専門店のココペイントです!
本日のブログ担当は、藤井の姉(ココ姉)です。

蔦の生命力は思った以上。
一度根付くと、少し切っただけではまた伸びてきます。
風情ある景色を作る一方で、外壁の状態を見にくくしたり、塗装工事では思わぬ手間がかかったりすることも。
今回はそんな蔦の特徴と外壁の関係をご紹介します。
Contents
蔦ってどんな植物?

蔦(つた)は、他の木や壁などに這い上がって成長する、つる植物の総称です。
日本で住宅によく見られるのは
・ナツヅタ(夏になると青々と茂り、秋には紅葉する)
・キヅタ(一年中葉が残る常緑)
・ヘデラ(園芸で人気のアイビー)
蔦はとてもたくましい植物で、
🍁わずかな隙間でどんどん伸びる
🍁一年で数メートル伸びる種類もある
🍁茎を切っても根が残れば再び成長する
🍁少しの日陰でも育ちやすい
と、いう特徴があります。
また
⁂夏の日差しを和らげる
⁂景観が美しい
⁂鳥や昆虫のすみかになる
⁂秋には紅葉が楽しめる
などの、良い面があるため「蔦を残したい」という方も少なくありません。
風情のある蔦ですが、外壁塗装では少し事情が変わります。
蔦が絡まった外壁を放置するとどうなる?知っておきたいリスク
蔦の吸盤・気根が外壁材に食い込む
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蔦は「吸盤」や「気根」と呼ばれる器官を使って、壁面にぴったりと張り付きながら成長していきます。
厄介なのは、この吸盤や気根がただ表面に付着しているだけでなく、外壁材のわずかな凹凸や目地、ひび割れといった隙間に入り込みながら成長する点です。
特にモルタル外壁やサイディングの継ぎ目部分は、蔦にとって根を張りやすい格好の足場になってしまいます。
年数が経つほど食い込みは深くなり、後から蔦を剥がそうとしたときに、外壁材ごと表面が剥離してしまうケースも珍しくありません。
塗膜の劣化・剥がれを早める
外壁の塗膜は、紫外線や雨風から建物を守る大切な役割を担っています。
しかし蔦に覆われた部分は、常に湿った状態が続きやすく、塗膜が本来持っている防水性能や密着力が徐々に失われていきます。
さらに、蔦が伸びたり風で揺れたりするたびに、吸盤部分が塗膜を擦り、微細な傷やめくれを生じさせます。
こうした小さなダメージが積み重なることで、通常であれば10年前後もつはずの塗膜が本来の耐用年数より早く劣化してしまうことがあるのです。
湿気がこもりカビ・コケが発生しやすくなる
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蔦の葉が外壁を覆うと、日光や風通しが遮られ、壁面に湿気がこもりやすい環境になります。
特に堺市のような夏場の湿度が高い地域では、この状態が長く続くとカビやコケの発生を招きやすくなります。
カビやコケは見た目の美観を損なうだけでなく、外壁表面を徐々に傷め、塗膜の密着力をさらに低下させる原因にもなります。
「蔦を剥がしてみたら、壁一面が黒ずんでいた」というのは、現場でも決して珍しい光景ではありません。
シロアリなど害虫を呼び寄せるリスク

見落とされがちですが、蔦が生い茂った外壁は、湿気と隠れ場所を好む害虫にとって非常に居心地の良い環境です。
特にシロアリは湿った木部や建材を好むため、蔦の陰に隠れて気づかないうちに床下や軒天(のきてん)まで被害が広がっているケースもあります。
外壁の美観の問題だと思っていたら、実は建物の構造にまで影響が及んでいた、という事態は絶対に避けたいところです。
蔦がある外壁は塗装できない?施工前に必ず必要な「除去」という工程
「蔦を残したまま、上から塗装してもらえませんか?」——実はこうしたご相談を堺市のお客様からいただくことがあります。
景観として気に入っている蔦を残したいお気持ちはよく分かるのですが、結論からお伝えすると、蔦が絡まった状態のまま外壁塗装を行うことはできません。
なぜ蔦を残したまま塗装できないのか
外壁塗装は、塗料を壁面にしっかりと密着させることで初めて本来の性能を発揮します。
しかし蔦が壁面を覆っていると、塗料を均一に塗布すること自体が物理的に不可能です。
無理に蔦の隙間を縫うように塗ったとしても、蔦に覆われた部分だけ塗り残しが生じ、そこから雨水が浸入して劣化が進行してしまいます。
また、たとえ一時的に蔦を壁から浮かせて隙間から塗装できたとしても、蔦は成長を続ける植物です。
数ヶ月もすれば再び吸盤を壁面に食い込ませ、塗ったばかりの塗膜を内側から傷めていくことになります。
つまり、蔦を除去せずに塗装することは、根本的な解決にならないばかりか、かえって施工不良の原因を作ってしまうのです。
蔦の除去方法と、そのあとに待っている外壁の「本当のダメージ」
蔦を外壁から取り除く作業は、単に「引っ張って剥がす」だけでは済まないケースがほとんどです。
ここでは、実際の現場で用いられる除去方法と、蔦を剥がした後に見えてくる外壁の実情について解説します。
蔦の除去方法にはいくつかの種類がある
代表的な方法としては、手作業で蔦を一本ずつ丁寧に引き剥がしていくやり方があります。
吸盤や気根を壁面から傷つけないよう慎重に剥がしていくため、時間と手間がかかりますが、外壁材へのダメージを最小限に抑えられるのが特徴です。
また、蔦の根元をあらかじめ切断し、光合成をできなくして自然に枯らしてから剥がすという方法もあります。
枯れた状態の蔦は水分が抜けて吸着力が弱まるため、生きたままの状態より剥がしやすくなります。
根元を焼く方法

現場によっては、蔦の根元部分を火で焼いて枯死させ、再生を防ぐという処置が取られることもあります。
これは吸盤の吸着力を弱め、除去作業をしやすくする効果が期待できる一方で、外壁のシーリング部分や樹脂系の部材など、熱に弱い素材が近くにある場合は損傷や変色を招くリスクがあります。
根っこや残留部分を炙る→ガスバーナーで根元を枯らす→バーナーで炙ることによって根っこの細胞を破壊して再生を断つ→内部の水分を飛ばして完全に枯死させる。
また火気を扱う作業である以上、周辺への延焼防止や火の元の管理には細心の注意が必要です。
このように火を使う処置は専門的な判断と経験が求められる作業のため、お客様ご自身で行うことはおすすめできません。
外壁の素材や蔦の状態を見極めた上で、安全な方法を選択できるプロに任せることが、建物を傷めないための一番の近道です。
蔦を剥がした後に見えてくる下地の本当の状態
蔦を取り除いた直後の外壁を見て、多くのお客様が驚かれるのが「思っていた以上に傷んでいる」という現実です。
長年蔦に覆われていた部分は、モルタルが欠けていたり、サイディングボードが浮いていたり、塗膜が完全に剥離していたりと、蔦があることで気づけなかったダメージが一気に表面化します。
これは蔦が「隠していた」だけで、実際には水面下でずっと劣化が進行していたことを意味します。
ケレン・高圧洗浄による下地処理の重要性

蔦の除去後は、そのまま塗装に入ることはできません。
まずケレン(古い塗膜やサビ、汚れを削り落とす作業)を行い、その後高圧洗浄で壁面に残った蔦の吸着痕や汚れ、コケ、カビなどを徹底的に洗い流します。
この下地処理を丁寧に行うかどうかで、その後の塗料の密着力、ひいては塗装の耐久年数が大きく変わってきます。
蔦跡が残った外壁ほど、この工程をていねいに行う必要があります。
補修が必要なケースの見分け方
高圧洗浄まで終えた段階で、モルタルのひび割れやサイディングの浮き・欠損が見つかった場合は、塗装前に補修工事が必要になります。特に蔦の気根が深く食い込んでいた箇所は、目視では分かりにくい微細なひび割れが隠れていることもあるため、経験のある業者による丁寧な診断が欠かせません。
「とりあえず洗浄して塗ってしまう」のではなく、下地の状態を一つひとつ確認しながら進める姿勢が、長持ちする外壁塗装につながります。
蔦跡が残った外壁の塗装工程 ― シーラー選びと下地補修がカギ
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蔦の除去と下地処理を終えたら、いよいよ塗装工程に入ります。
蔦跡が残った外壁は、通常の塗装と同じ工程・同じ材料で進めれば良いわけではなく、蔦のダメージを受けた外壁ならではの塗装のポイントがあります。
傷んだ下地に合わせたシーラー・プライマー・フィラーの使い分け
塗装の下地に使われる下塗り材には、シーラー・プライマー・フィラーといった種類があり、それぞれ役割が異なります。
シーラーは下地の吸い込みを止めて上塗り塗料の密着性を高める役割を、プライマーは金属部分やサイディングなど下地と塗料の橋渡し役を、フィラーは下地の細かな凹凸やひび割れを埋めて平滑にする役割を担います。
蔦跡が残る外壁は、吸盤が食い込んでいた部分だけ表面の状態が不均一になっていることが多く、場所によって吸い込みの度合いやひび割れの深さがまちまちです。
そのため、壁面全体に同じ下塗り材を一律に使うのではなく、モルタルの欠けが目立つ箇所にはフィラーでしっかり下地を整え、吸い込みが激しい箇所には浸透性の高いシーラーを重ね塗りするなど、部分ごとに適切な材料を使い分ける判断が求められます。
平米単価や工程が通常より増える理由
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蔦が絡まっていない外壁の塗装と比較すると、蔦跡がある外壁は下地補修や下塗りの工程が増える分、平米単価が通常よりも高くなる傾向があります。
これは決して不当な上乗せではなく、蔦によって傷んだ下地をきちんと補修し、塗料本来の性能を発揮させるために必要な工程です。
見積もりの際に「なぜこの金額になるのか」と、いう内訳をきちんと説明してもらいましょう。
逆に、下地補修の工程を省略して極端に安い金額を提示してくる業者には注意して下さい。
数年後に塗膜の剥がれや浮きといったトラブルが再発するリスクが高くなります。
堺市の気候と蔦のダブルパンチ ― 海沿いの塩害・強い紫外線との関係
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堺市で外壁塗装を行う上で欠かせない視点が、この地域ならではの気候特性です。
蔦によるダメージは、堺市の環境要因と組み合わさることで、想像以上に外壁の劣化を早めてしまうことがあります。
蔦による劣化と堺市特有の環境要因が重なるとどうなるか
堺市は大阪湾に面した地域が多く、潮風による塩害の影響を受けやすい土地柄です。
塩分を含んだ潮風は外壁の塗膜を徐々に侵食し、劣化を早める原因になります。
さらに、夏場は強い紫外線と高い気温にさらされる時期が長く続くため、塗膜の耐久性が試される環境でもあります。
このような堺市特有の環境要因に、蔦によるダメージが重なるとどうなるでしょうか。
蔦に覆われていた部分は、すでに湿気やカビ、吸盤の食い込みによって塗膜や下地が弱っている状態です。
そこに潮風による塩害や強い紫外線が追い打ちをかけることで、通常よりも劣化のスピードが一気に加速してしまいます。
「蔦を剥がしたら塩害でボロボロだった」というダメージの組み合わせは、堺市の沿岸部に近いお宅では特に注意していただきたいところです。
全面撤去はちょっと…という方には要相談
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状況によっては塗装に影響のない範囲だけ剪定することで対応できる場合もあります。
例えば…
🍃軒下などの目立たない一部だけに生えている蔦
🍃外壁から浮いていて密着していない蔦
🍃飾り棚やフェンスなどに這わせている蔦(外壁と接していない)
といったケースでは、職人と相談しながら最小限の処理で済ませることも可能です。
蔦のある外壁、まずは無料のドローン点検でご相談ください

蔦が絡まった外壁は、実際にどの程度傷んでいるのか、外から目視するだけでは正確に把握しづらいものです。
特に2階部分や屋根に近い高所は、蔦が密集していることも多く、地上からの確認だけでは限界があります。
高所の蔦の状態や外壁全体のダメージを安全に把握できる
そこで私たちがご提案しているのが、無料のドローンによる点検です。
ドローンを使えば、足場を組む前の段階で、高所に絡まった蔦の広がり具合や、外壁のひび割れ、塗膜の浮きといった状態を、安全かつ効率的に確認することができます。
人がはしごや高所作業車を使って確認するよりも短時間で、なおかつ死角なく建物全体を撮影できるため、蔦がどこまで食い込んでいるのか、下地にどの程度のダメージが及んでいそうかを事前にある程度把握することが可能です。
点検結果は撮影した写真や映像とともにお客様にご説明しますので、実際の状態を目で見ながら現状を把握していただけます。
蔦の除去や補修がどの程度必要になりそうか、その場でイメージを持っていただけるのも、ドローン点検の大きなメリットです。
蔦は「見た目」だけでなく外壁の寿命に関わる問題

蔦が絡まった外壁は、緑豊かで趣のある佇まいを演出してくれる一方で、その裏側では吸盤や気根による食い込み、塗膜の劣化、湿気によるカビ・コケの発生、害虫被害のリスクなど、さまざまなダメージが静かに進行しています。
蔦がある状態のままでは塗装工事を行うことができず、除去・下地補修・下塗りという丁寧な工程を経て初めて、長持ちする外壁塗装が実現できます。
特に堺市のような潮風や強い紫外線の影響を受けやすい地域では、蔦によるダメージと気候要因が重なることで劣化が加速しやすいため、早めの点検・相談が結果的にコストを抑えることにもつながります。
「見た目の問題」だと思っていた蔦が、実は外壁の寿命に関わる重大なサインだったということも少なくありません。
ご自宅の外壁に蔦が絡まっている方は、まずは無料のドローン点検で現状を確認してみてはいかがでしょうか。
ひとりごと♪
蔦の根っこは本当にしぶといそうです。
壁に残った細い根まで丁寧に取り除くには根気のいる作業になります。
「根っこ」と「根気」どこか似てますね
学生の頃、お小遣いが欲しくて、父(二代目)にアルバイトをさせてもらった事があります。
20㎝四方の鉄板100枚ほどに錆止めだったか?を塗る仕事だったのですが、とにかく濃い塗料で塗りづらいったら!
塗っても塗っても終わらない…根気のない私は勝手に塗料を薄めて塗りやすくしました。
終わって父に報告したものの、案の定「薄めたやろ?」と見破られ、やり直し命令。
根気のなさが露呈した瞬間でした(笑)
蔦の絡まるお家を見て、今回の記事を書いたのですが、「これ、除去となったら、職人さんは大変やろうな」と、
何よりも先に、その「根気」のいることに思いを馳せてしまいました。
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