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ブリード現象について

劣化症状

堺市の皆様、こんにちは!

堺市創業年数No.1、外壁塗装・屋根塗装専門店のココペイントです!

ブログ担当は、これまで4500件の施工をさせて頂いている藤井です

皆さんは、「ブリード現象」という劣化をご存知でしょうか。

この劣化はコーキングの劣化となっているのですが、コーキングはお家を守る防水の面で重要な役割を担っているため、劣化には早く気づくことが必要となってきます。

今回はブリード現象がなぜ発生してくるのか、対策はないのかなどについてご紹介していければと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。

ブリード現象について

ブリード現象とはなにか。

ブリード現象はコーキングの剤に含まれている可塑剤と呼ばれる添加物がにじみ出てくることによって起こってくる劣化になります。

具体的に言うと、グレーの汚れが浮き出てきたりべたつきがあったりといったような現象です。

原因

ブリード現象が起こってくる原因としては、コーキング剤と塗料の相性にあります。

相性が悪いものを使用してしまうと反応を起こしてしまい、成分が表面に出てくることとなります。

最近コーキング剤の改良によってブリード現象が起こることも少なくなっては来ているのですが、可塑剤やコーキングの知識がないと起こしてしまう可能性があるので注意が必要です。

グレーや黒ずみになる原因としては、可塑剤が塗装後に塗膜を汚染して表面に出てきた後に大気中のホコリや油分を含んだチリが付着しているということです。

ではなぜ可塑剤を使用するのか。

それは柔軟性を高めるためにあります。

気温の変化による収縮が起きた際に、ひび割れを起こさないように塗膜を柔らかくする目的で使用されます。

発生しやすい箇所について

ブリード現象が起こりやすい箇所としては、コーキングをした上に塗装がされた部分や汚れが付着しやすい交通量の多い道路に面したような建物において起こりやすいとされています。

発生しやすい箇所とはいっても、ブリード現象はどこの箇所でも起こり得る現象となります。

最近の建物はあまり起こることはないとされているのですが、昔の建物には注意が必要です。

ブリード現象が起こるとどうなるのか

ブリード現象が起こるとどうなるのでしょうか。

主に3つ挙げられます。

①耐用年数の低下

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可塑剤は塗料にも悪影響を及ぼします。

可塑剤と塗料が反応を起こしてしまうと耐久性や防水性が低下してしまいます。

耐久性に関してはコーキングだけでなく、塗膜にも関わってきます。

一般的には塗装の耐用年数のサイクルとしては10年が挙げられますが、ブリード現象が起こってしまうとわずか1~2年の間で塗り直しが必要となってきます。

高い性能をもった塗料で塗装をしたとしてもブリード現象が起こったら効果が無駄になってしまいます。

②損傷リスクが高まる

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ブリード現象でコーキングの性質が変化してしまいます。

本来であれば、コーキングは外壁と外壁を柔軟に繋いで建物の揺れや温度変化に対して対応する役割を持つのですが、可塑剤が失われることで弾力性が低下して機能を十分に発揮することができなくなってしまいます。

結果として建物自体の耐久性が損なわれることとなって雨風の浸入や地震時の損傷リスクが高くなります。

③外観が悪くなる

先程もあったように、ブリード現象は黒ずみやグレーに変色を起こします。

特に白系・ベージュ系などの明るい色で塗装を行うとブリード現象が起こった際にかなり目立ってしまう可能性があります。

暗めの黒系の色にしていても色ムラが生じてしまいます。

外観が悪くなったまま放置して暮らしていると、管理がされていないのだなと周りから見られて空き巣に入られたり、犯罪に巻き込まれる可能性もあります。

また1度放置してしまうと家に対する愛着が低下することがあります。

1度低下すると、その後なにか劣化しても気にならないままになってしまうと思います。

そうなると劣化はどんどん進行していくことでしょう。

対策方法は???

ブリード現象が起こらないためには、どのようなことで対策をうつことが必要なのでしょうか。

コーキングをノンブリードタイプに

これが最も効果の高い方法です。

コーキングの種類の中でノンブリードタイプというものがあります。

言葉の通りブリード現象を起こさないようなコーキングです。

ブリード現象を起こす可塑剤を含んでいないことで塗装との相性を気にせず長い耐久性が期待できます。

プライマーの使用

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もともとのコーキングを撤去しないまま、上から専用の防止プライマーを塗布するという手もあります。

これらは逆プライマーやブリードオブプライマーと呼ばれるものです。

コーキングの中でもシリコン系のコーキングはブリード現象が起こりやすいとされているため、シリコン系のコーキングである場合、もしくは種類が不明である場合などは専用のプライマーの塗布を行う検討をしていただければと思います。

コーキングの打ち直し

コーキングが長いあいだ経っていて、劣化しているとなった場合には既存のものを撤去してノンブリードのコーキングを打ち直すことがおすすめです。

塗装工事と同時に行うことで適切な対応を行うことができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回はブリード現象についてご紹介させていただきました。

ブリード現象はコーキングと塗料の相性によって発生してしまいます。

コーキングをノンブリードタイプに変更したり、プライマーなどを塗装することによって対策を打つことが可能となってきます。

DIYでも簡単なものであれば可能ですが、コーキングを打ち直したりするとなった場合には業者に依頼してしてもらうほうが安心すると思うので業者に依頼するようにして下さい。

依頼する際にはブリード現象についてよく知識を持っている業者に依頼するようにして下さい。

知識が十分にないと施工不良などを起こすことがあると思うのでしっかり見極めるようにしましょう。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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