方角ごとの外壁劣化症状を徹底解説 チェックリスト付きでセルフ診断も！
堺市の皆様、こんにちは！
堺市創業年数No.1、外壁塗装・屋根塗装専門店のココペイントです！
ブログ担当は、これまで4500件の施工をさせて頂いている藤井です。
外壁の劣化や傷みは、築年数や使用する塗料の種類ももちろんありますが、建物の方角によっても大きく左右されます。
特に日本の住宅がこの特徴を持っています。
そこで今回は方角による外壁劣化症状について注目、そして特徴や対策について詳しく解説していこうと思いますのでぜひ最後までご覧ください。
Contents
日本の住宅で方角によって劣化の差があるのはなぜか
「方角によって劣化が異なる」というのは皆さんよく聞くと思います。
ではそもそもどうしてそのような差が日本の住宅において起こってくるのでしょうか。
簡単にいうと太陽の当たり具合です。
詳しく見ていきます。
①太陽の動きによる紫外線と熱のあたり方の違い
日本における太陽は、東から上って西に降ります。
これによって、
・南面：最も長時間日光を浴びる
・西面：午後に強い日差しを浴びる、夕方高温になりやすい
・東面：朝の湿気が残りやすく、乾燥が遅れてしまう
・北面は日照時間が最も短い
このような違いが発生します。
そのため、南面や西面は熱による劣化、東面や北面は湿気による劣化の要因となります。
②日本の高温多湿な環境
日本の大半の地域では高温多湿な気候です。
雨が多く、そして夏は湿気がこもりやすくなります。
③周囲の環境
これは日本に限らず、住宅街における話になりますが隣家や植栽の影響で方角において差が出てきます。
北側は特に隣家との距離が近くなるために風通しも悪くなりますし、対して南側は日当たりが良いことで劣化が早まります。
このような理由から日本の住宅では外壁の方角によって劣化の進行が異なります。
劣化症状
チョーキング
ひび割れ
カビ・コケ・藻の発生
塗膜の剥がれ・膨れ
色褪せ
サイディングの反りやシーリングの割れ
上記のような症状が主な劣化症状となります。
【方角別】外壁劣化症状
方角別の外壁劣化症状について以下よりご紹介していこうと思います。
東面：朝日と湿気による劣化
東面は朝日がよく当たる面になります。
まだ気温も低い状態になるので、夜間に発生した夜露が乾きにくい傾向にあります。
・結露による水染み
・モルタルにおける小さいヘアクラック
・日射と湿気の繰り返しによる塗膜の劣化
東面は最初の方に述べたように、日射と湿気の繰り返しを起こします。
そのため、ひび割れが起こりやすい場所となっています。
また住宅によっては風の吹き込みを受けやすい場所もあるために、砂や埃といった影響で外壁が汚れやすいケースもあります。
西面：西日と熱ダメージによる外壁の変化
特に今のような夏場であると午後にはとても強い西日が差します。
そのため、西面への影響がかなり大きいです。
外壁表面が高温になって、塗膜や下地材へのダメージが大きくなります。
・色褪せ
・ひび割れ、剥がれ
・シーリングの硬化、ひび割れ
・サイディングの反り
膨張と収縮を繰り返すことでクラックが生じやすいです。
南面：紫外線や日差しによる色褪せ・塗膜の劣化
紫外線によるダメージが特に深刻となっていて、見た目の美観を損なうだけでなく、防水性の劣化にも繋がります。
・チョーキング
・塗膜の退色や変色
・乾燥によるひび割れ
大阪は特に暑い地域です。
日差しが強い地域では南面の劣化スピードが非常に早くなるので、定期的に点検とメンテナンスを行うことが必要となってきます。
北面：カビ・コケ・湿気による劣化が最も多い面
北面は日照時間が少なく、風通しも悪いため常に湿気がこもりやすい環境です。
住宅の中で最も劣化が見た目で分かりやすくなるのが北面です。
よくある劣化症状：
カビ・藻・コケの発生
サイディングの黒ずみ・緑化
塗膜の剥離・膨れ
外壁が濡れたまま乾きにくいため、菌類や微生物が繁殖しやすく、放置すれば外壁材の劣化や健康リスクにもつながります。
方角別の劣化症状チェックリスト【セルフ診断】
下記は、ご自身で劣化のサインをチェックするための簡易リストです。
ぜひ１度このチェックリストを見て確認してみてください。
| チェック項目 | 該当面 | チェックポイント |
|---|---|---|
| 外壁を触ったときに粉がつく | 南・西 | チョーキング |
| 外壁にコケ・藻 | 北 | 表面のぬめりや色変化 |
| ひび割れの有無 | 全面（特に西） | 細かいクラックの有無 |
| 色が部分的に違う | 南・西 | 退色・変色 |
| カビの臭いの有無 | 北・東 | 結露やカビ発生の可能性 |
これらが1つでも該当する場合、専門業者による点検をおすすめします。
メンテナンス方法
メンテナンス方法についてですが、基本的には下地調整→塗装が大きな流れになります。
ひび割れ等が起こっている場合にはひび割れ部分に対して、樹脂系を充填してから補修を行ってその後塗装を行います。
一般的な外壁塗装の目安は10～15年ごととされていますが、方角による劣化進行に合わせて、劣化が早い面だけ先に補修・塗装を行う「部分施工」も可能です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は方角別の劣化についてご紹介しました。
方角によってかなり劣化状況は異なります。
皆さんご自身でチェックしてもらえるリストもご紹介させていただいたので、この機会にぜひ１度チェックしてみて、もし気になる箇所があれば点検も検討してもらえればと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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