外壁塗装に必要な「ケレン」とは?種類・必要性・施工の流れを徹底解説
堺市の皆様、こんにちは!
堺市創業年数No.1、外壁塗装・屋根塗装専門店のココペイントです!
ブログ担当は、これまで4500件の施工をさせて頂いている藤井です。

外壁塗装というと「塗料の種類」や「色選び」に目が行きがちですが、実はその前の下準備である「ケレン作業」が、仕上がりの美しさと塗装の寿命を大きく左右します。
ケレンとは、外壁や鉄部などの塗装面に付着した サビ・古い塗膜・汚れを取り除き、塗料をしっかり密着させるための下地処理 のことです。
この工程を省いたり、手を抜いたりすると、せっかくの外壁塗装も短期間で剥がれたり浮いてしまうことがあります。
特に堺市のように 海風や湿気の影響を受けやすい地域 では、サビや汚れの発生リスクが高く、ケレンの質が塗装の耐久性に直結します。
「ケレンを制する者は塗装を制する」と言われるほど重要な作業であり、外壁塗装を検討する際には必ず知っておきたい知識のひとつです。
そこで今回は、そのケレン作業について詳しくご紹介していきたいと思います。
ぜひ最後までご覧ください。
Contents
第1章|そもそも「ケレン」とは何をする作業?

まずは基本から簡単にご説明させていただきます。
「ケレン」という言葉は、塗装業界独特の専門用語で、一般の方にはあまり馴染みがないかもしれません。
ケレンとは、塗装を行う前に下地を整えるための研磨・清掃作業 を指します。
主に以下のようなことを行います。
・古くなって剥がれかけた塗膜を削り落とす
・サビを落として金属面をきれいにする
・表面に細かな傷(目粗し)をつけて、塗料の密着性を高める
つまり、ケレンは「土台づくり」のようなものです。
どれだけ高品質な塗料を使っても、土台が整っていなければすぐに不具合が起きてしまいます。
そのためケレン作業はとても大切な作業の1つと言えます。
下地処理との違い
外壁塗装では「下地処理」という言葉もよく耳にしますが、ケレンは下地処理の一部に含まれる工程です。
高圧洗浄やひび割れ補修などと並んで、ケレンは“塗る前の準備”の中心的な作業 といえます。
ケレンをしないとどうなる?
もしケレンを十分に行わずに塗装してしまうと、以下のような問題が起こりやすくなります。
・数年で塗膜が剥がれてしまう
・サビが再発し、見た目が悪くなる
・外壁材や鉄部の劣化が早まる
などの問題が発生しやすくなってしまいます。
特に近年、湿気によるカビやコケが発生しやすくなっております。
ケレン作業の有無が数年後の仕上がりに大きな差を生むこととなります。
第2章|ケレンの種類と特徴(1種・2種・3種・4種ケレン)
実はケレン作業には「1種」「2種」「3種」「4種」という区分があります。
これは どれくらいしっかりと古い塗膜やサビを除去するか を表した分類で、施工対象や劣化の度合いによって使い分けられます。
それぞれの違いを知っておくことで、見積もりに書かれている内容を理解しやすくなり、手抜き工事の見極めにもつながります。
では、順番に1~4種の作業の違いをご紹介していきたいと思います。
■ 1種ケレン|サンドブラストなどによる徹底的な除去
1種ケレンは、最も強力な下地処理 です。
サンドブラスト(砂を吹き付けて削る工法)やショットブラスト(鉄球を当てる工法)といった特殊な機械をもちいてサビや塗膜をほぼ完全に除去します。
・適用箇所:大規模な鋼橋、プラント設備、鉄骨構造物など
・特徴:ほぼ新品に近い素地状態に戻せる
・一般住宅で使われるケース:ほぼなし
戸建て住宅ではほとんど採用されませんが、工場や倉庫など大規模な鉄部塗装には有効です。
■ 2種ケレン|電動工具でしっかりサビを落とす
2種ケレンは、電動工具(ディスクサンダー、ワイヤーブラシなど)を使ってサビや塗膜を取り除く方法 です。
完全除去とまではいかなくても、目立つ劣化部分をしっかり削り落とします。
・適用箇所:手すり、鉄骨階段、門扉、雨戸、シャッターボックスなど金属部位
・特徴:再塗装しても長持ちしやすい下地が作れる
・堺市の住宅でよく使われる場面:鉄部にサビが広がっている場合
外観に鉄部が多い住宅では、2種ケレンが丁寧に行われているかどうかが耐久性のカギを握ります。
■ 3種ケレン|手工具による部分的な処理
3種ケレンは、ワイヤーブラシや皮スキ(スクレーパー)などの手工具で、浮いたサビや塗膜を削り落とす作業 です。
電動工具を使うほどではないけれど、表面に部分的な劣化がある場合に行います。
・適用箇所:外壁の鉄部全般(軽度のサビや古い塗膜がある部分)
・特徴:比較的短時間で対応可能、コストも抑えやすい
・堺市での例:軽度のサビが出たベランダ手すりなど
住宅塗装では最も一般的に行われるケレン方法です。
■ 4種ケレン|清掃中心の簡易処理
4種ケレンは、サビや塗膜の除去よりも、表面の清掃や目粗しを目的とした軽作業 です。
紙やすりでこすったり、たわしで汚れを落としたりといったレベルです。
・適用箇所:サビや塗膜の劣化がほとんどない部分
・特徴:短時間で終わる、仕上がりの美観を整える
・堺市の住宅例:塩害の少ない地域での軽微な鉄部
新品に近い状態の部材や、過去にしっかりメンテナンスされてきた部分に向いています。
■ 住宅塗装でよく使われるのは「2種」「3種」「4種」
一般の戸建て住宅では、サンドブラストを使う「1種ケレン」はほとんど行われません。
多くの場合は、2種ケレン・3種ケレン・4種ケレン のいずれかが使われています。
簡単に使用する際の分類をまとめると
・サビが広がっている → 2種ケレン
・部分的な劣化 → 3種ケレン
・軽微な劣化 → 4種ケレン
となります。
何種のケレンを使用するかの判断は、職人の経験と目視調査によって決まります。
そのため「どの種類のケレンをするのか」を、見積もり段階でしっかり確認しておくことが重要です。
第3章|外壁塗装でケレンが必要な理由
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「ケレンは大事」と言われても、なぜここまで重要なのか疑問に思う方も多いかもしれません。
実はケレンを行うかどうかで、塗装の 耐久性・見た目・保護効果 が大きく変わってしまいます。
ここでは、外壁塗装においてケレンが必要とされる理由を詳しく解説します。
塗料の密着性を高めるため
塗装は、ただ上から色を塗るだけでは長持ちしません。
表面に古い塗膜やサビ、汚れが残っていると、塗料はしっかりと付着せず、短期間で剥がれてしまいます。
ケレンを行うことで、表面に細かな傷(目粗し)をつけ、塗料が密着しやすい状態をつくることができます。
これはちょうど、ツルツルした表面よりもザラザラした表面のほうが接着剤が付きやすいのと同じ理屈です。
塗膜の寿命を延ばすため
ケレンは、塗料の寿命を最大限に引き出すためにも欠かせません。
たとえば、本来「耐用年数15年」の高耐久塗料を選んでも、ケレンが不十分だと 5年程度で剥がれ始める こともあります。
逆にしっかりとケレンを行えば、塗料が本来持っている性能を十分に発揮できるため、結果的に塗装サイクルが長くなり、メンテナンス費用の節約にもつながります。
サビや剥がれを防ぐため
特に鉄部では、ケレン不足が大きなトラブルを招きます。
サビが残ったまま上から塗装してしまうと、その下でサビがどんどん進行し、数年で穴が開いてしまうケースも少なくありません。
ケレンでサビをしっかり落とすことは外壁や鉄部を長持ちさせる秘訣なのです。
美観を長持ちさせるため
ケレンを行わずに塗装すると、表面がデコボコして仕上がりが不均一になります。
また、短期間で塗膜が浮いたり剥がれたりすると、せっかくきれいにした外壁もすぐに見栄えが悪くなってしまいます。
ケレンを丁寧に行えば、滑らかで均一な下地ができるため、仕上がりの美しさが格段にアップします。
「見た目を長くきれいに保ちたい」という方ほど、ケレン作業の質に注目すべきです。
第4章|実際のケレン作業の流れ
ここまでで「ケレンの意味」や「種類」「必要性」をご理解いただけたと思います。
では、実際の現場ではどのようにケレン作業が行われているのでしょうか。
ここでは、一般的な住宅塗装におけるケレンの流れをわかりやすくご紹介します。
1. 現地調査と劣化状態の確認
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まず行うのは、外壁や鉄部の状態をしっかりとチェックすることです。
・どの部分にサビがあるのか
・塗膜の剥がれ具合はどの程度か
・どの種類のケレンが必要か
堺市では、特にベランダの手すりや鉄骨階段、門扉などにサビが出やすいため、職人は入念に確認します。
2. ケレンの方法を選定
調査結果をもとに、1種~4種のどのケレンを行うかを決めます。
・広範囲のサビ → 2種ケレン(電動工具)
・軽度の剥がれやサビ → 3種ケレン(手工具)
・ほぼ問題なし → 4種ケレン(清掃・目粗し)
この判断を誤ると、耐久性に大きな差が出てしまうため、経験豊富な職人の見極めが必要です。
3. ケレン作業の実施
いよいよ実際のケレン作業に入ります。
代表的な道具は以下の通りです。
・ワイヤーブラシ:浮いたサビや塗膜を削り取る
・皮スキ(スクレーパー):剥がれた塗膜をはがす
・サンドペーパー・研磨パッド:細かい部分をならす
・電動工具(ディスクグラインダーなど):広範囲を効率的に処理
職人は部位ごとに道具を使い分けながら、丁寧にサビや古い塗膜を取り除きます。
4. ケレン後の清掃
ケレンが終わった後は、表面に削りカスや粉塵が残っています。
これをしっかり清掃しないと、せっかくの下地処理が台無しになってしまいます。
ブロワーやウエス(布)を使って丁寧に拭き取り、塗料が密着しやすいきれいな状態 に整えます。
✅ このように、ケレンは「ただ削るだけ」ではなく、調査 → 適切な方法の選定 → 作業 → 清掃 という一連の流れの中で行われる重要な工程です。
第5章|ケレン作業の注意点とよくある疑問Q&A

ケレン作業は外壁塗装の寿命を大きく左右する重要な工程ですが、普段の生活では目にしない作業のため、施主様から疑問をいただくことも多いです。
ここでは、実際によく寄せられる質問や注意点をまとめました。
Q1. ケレン作業には追加料金がかかるの?
業者によっては「ケレン作業費」として別途費用が発生する場合があります。
特に鉄部の劣化が進んでいる場合や、2種ケレンのように電動工具を使う大掛かりな作業になると、追加料金が必要になることも。
ただし、優良業者であれば 見積もり段階でケレンの有無や費用を明確に提示 してくれます。
後から「追加です」と言われるケースは避けたいので、事前確認をおすすめします。
Q2. DIYでケレンはできる?
軽度のサビや汚れであれば、ホームセンターで購入できるワイヤーブラシやサンドペーパーを使って簡易的にケレンすることは可能です。
しかし、次のようなリスクがあるため、外壁塗装に関しては基本的にプロに任せるのが安心です。
・サビを十分に落とせず、再発が早まる
・強く削りすぎて金属を傷める
・作業中に粉塵を吸い込み、健康被害につながる可能性
サビが多く出ている部分などではDIYでは不十分になってしまうことが多いので注意が必要です。
Q3. ケレン不足かどうか見極める方法は?
工事中にすべてのケレン作業を確認するのは難しいですが、いくつかチェックポイントがあります。
・施工前の打ち合わせで「どの種類のケレンをするのか」を聞く
・見積書に「ケレン」や「下地処理」が明記されているか確認する
・施工写真を残してもらうよう依頼する
特に優良業者は「ビフォー・アフター」の写真を残してくれることが多いため、依頼時に確認しておくと安心です。
Q4. ケレンは外壁にも必要?
「ケレン=鉄部のサビ取り」というイメージが強いですが、外壁材(モルタル・サイディングなど)でも必要な場合があります。
表面の古い塗膜や汚れを研磨して落とすことで、塗料がより密着しやすくなるためです。
堺市では湿気やカビによる劣化も多く見られるため、鉄部だけでなく 外壁全体をチェックしたうえで適切なケレンが行われているか がポイントになります。
第6章|ケレンと塗装の関係を正しく理解して業者を選ぼう
ここまでご紹介してきたように、ケレンは外壁塗装において欠かせない工程です。
しかし残念ながら、塗装業者の中には 「ケレンを簡略化する」「見積もりに含めない」 といったケースも存在します。
その場合、見た目はきれいに仕上がっても、数年で剥がれやサビが発生し、結局高額な再工事につながってしまうこともあります。
だからこそ、施主様自身が 「ケレンとは何か」「どんな意味があるのか」 を理解しておくことが大切です。
ケレンをきちんと行う業者の特徴
優良業者かどうかを見極めるためには、以下のポイントに注目しましょう。
・見積書に「ケレン」「下地処理」といった工程が明記されている
・工事前に「どの種類のケレンを行うか」を説明してくれる
・作業中や完了後に、施工写真を見せてくれる
・ケレンや下地処理の重要性をしっかり伝えてくれる
このような業者であれば、ケレン作業を疎かにせず、塗装の仕上がりも安心して任せられます。
まとめ|ケレンを制する者は塗装を制する
いかがでしたでしょうか。
今回はケレン作業についてご紹介させていただきました。
ケレンとは、塗装前にサビや古い塗膜を除去し、塗料の密着を高めるための下地処理です。
この工程をしっかりと行うことで、塗料の密着性が高まり、寿命を延ばし、美観を維持しながらサビの発生を防ぐことができます。
また、ケレンには1種から4種までの種類があり、外壁や鉄部の劣化具合に応じて使い分ける必要があります。
適切な方法を選ばなければ、どんなに高性能な塗料を使ってもその効果を発揮できません。
外壁塗装の成功は、実は目に見えない下地処理にかかっています。
そのため、業者を選ぶ際には「ケレンをどのように行うのか」「下地処理をきちんと説明してくれるか」を確認することがとても重要です。
大切なお住まいを長く守るためには、正しい知識を持ち、ケレンを丁寧に行う信頼できる業者に任せることが何よりのポイントといえるでしょう。
今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました🍀
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