【塗装】直貼り工法の外壁は塗装可能??|堺市の外壁塗装・屋根塗装専門店 ココペイント
堺市の皆様、こんにちは!
堺市創業年数No.1、外壁塗装・屋根塗装専門店のココペイントです!
ブログ担当は、これまで4500件の施工をさせて頂いている藤井です。
皆さん、「直貼り工法」と呼ばれる外壁での工法についてご存知でしょうか。
サイディングの外壁の貼り方の一種である直貼り工法、この工法での塗装はどのように行っていくのでしょうか。
今回は直貼り工法での塗装についてご紹介させていただきます。
ぜひ最後までご覧ください。
Contents
直貼り工法について
サイディングは1990年代から普及し始めました。
その時に行われていた工法が直貼り工法です。
直貼り工法は空気や水分が抜けていく層をつくらないで、直接防水シートの上にサイディングを貼っていくという工法です。
2000年頃になると施工方法が変化していき、直貼り工法から現在まで行われている工法への外壁通気工法になりました。
外壁通気工法との違い
現在工法として使われている外壁通気工法と何が違うのか気になる方も多いと思います。
そこで違いについてご紹介していきます。
直貼り工法
先程もご紹介しましたが、直貼り工法は下地となる柱や耐力壁に対して直接貼り付けていくという構造になっています。
下地・防水シート・窯業サイディングというような構造です。
工程が少ないので、工期は短く済みますが、空気層がないため、湿気が溜まりやすくなっています。
下地の木部が腐食しやすい状態にはなるので、カビが発生しやすいところではあります。
外壁通気工法
それに対して外壁通気工法は下地とサイディングの間に胴縁という木材を挟み通気層をつくります。
下地・防水シート・胴縁・窯業サイディングといった構造になります。
胴縁は15mm~18mmの木材を使用しているため、その分の通気層が出来ます。
そのため、内部の湿気を効率よく外部に水分を排出することが出来ます。
建物を安全に保つことができ、断熱性が向上できるので、2000年頃から主流となっています。
このように間に胴縁を入れるか入れないかが2つの基本的な違いです。
直貼り工法は先程も紹介したように腐食が進みやすくなる、結露が生じてしまうといったようなデメリットが出てきたので、現在ではあまり使われないようになりました。
現在のお家はほとんどが外壁通気工法でつくられていますが、1990年代に建てたようなお家であれば、それに合わせたメンテナンスをしていく必要があります。
直貼りかどうかを見極める方法
では直貼りかどうかはどのようにわかっていくのでしょうか。
手っ取り早いのは外壁材を剥がしてみることですが、そんな事中々できません。
リスクがありすぎます。
直貼りというのは内部の構造ではありますが、外からでも十分に確認できます。
自分で確認するには、外壁材と基礎の間に「水切り板金(土台水切り)」というものがあります。
サイディングの一番下にある金属の材料のことです。
画像であると外壁の下の方にある灰色の部分です。
この部分に定規やカードなどあまり厚みの無いものを入れてみて下さい。
1~1.6cmしかないということならそれは直貼り工法でのサイディングになります。
2.5~3cmほどの奥行きがあれば外壁通気工法でされていることが分かります。
直貼りであるとどのようなことが起こるのか
直貼りであるといくつか不具合が起こってきます。
外壁材の膨れや剥がれ、雨漏りといったようなことです。
これらは外部に水分を排出できないことで、内部で吸収をしてしまったり木材をすこしずつ腐食させることで起こってきます。
室内に施工されているボードにも被害が及んでしまい雨漏りになるような事例もあります。
ボードにいってしまうとクロスの剥がれる原因にもなってしまいます。
もし内部結露が原因で雨漏りが起こっているときには破壊検査というものをしないといけません。
それでは通常の雨漏りの検査とは異なり、サイディングや内部側のクロスであったり、ボードを剥がさないといけない事態になるので高額になっていきます。
直貼りでは塗装ができない!?
実は直貼り工法でのサイディングの場合、外壁塗装でのメンテナンスをすることができません。
内部結露を起こしやすい直貼りは、塗装でもしキレイになってもすぐに内部結露が起こってきて、すぐに剥がれが生じてきてしまうからです。
しかし、透湿性のある塗料での塗装を勧める業者も中にはあります。
湿気だけを通すことの出来る塗料で、湿気の影響で塗膜の剥がれが発生することを抑えることができます。
ただ、これでも内部結露は生じやすいところではあるので、結露の防止効果にはなりません。
なのでこの塗料での塗装はかなり危険です。
直貼りのお家のメンテナンス
塗装はおすすめできません。
ではどのようなメンテナンス方法があるのでしょうか。
カバー工法
屋根ではカバー工法をよく聞く方も多いかと思います。
外壁にもカバー工法でのメンテナンスはかなり多いです。
重ねて張っていくので元の外壁を剥がすこと無く新しい外壁をつくっていくため、撤去工事や廃棄物処理の費用もかかってきません。
なので比較的採用しやすい工法かと思われます。
また外壁が二枚重なると防音性や断熱性もあがるので快適な環境をつくることができます。
しかし、外壁が重たくなるので、負担は増えるかもしれません。
外壁張り替え
直貼りのリスクを無くすには張り替えしか方法はありません。
かなりおおがかりなので時期やタイミングはよく見ないといけません。
選べるサイディングの種類も広がるので意匠性の高いものを選ぶことも可能になります。
また張り替えは元の外壁を剥がすことになるので、内部の劣化も十分に把握することができ、下地の補強もできます。
専門業者に依頼しよう
直貼りのされているお家は劣化状況などを総合的に判断をして工事の方法を選んでいく必要があります。
適切な内容をよい品質で実行してもらう必要があります。
きちんと技術力のある業者に工事を依頼するようにして下さい。
ホームページなどを見てみると、その業者の実績であったり、口コミが載っていたりします。
直貼りの工事になれた業者に依頼することが最適であると思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は直貼り工法で貼られた外壁のメンテナンスについてご紹介させていただきました。
直貼りには塗装はできません。
その分カバー工法や張り替えなど他の方法でメンテナンスが可能です。
お家に適切なメンテナンスをして快適に過ごしていきましょう。
この記事が少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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