水性塗料と油性塗料についてご紹介!①|堺市の外壁塗装・屋根塗装専門店 ココペイント
堺市の皆様、こんにちは!
堺市創業年数No.1、外壁塗装・屋根塗装専門店のココペイントです!
ブログ担当は、これまで4500件の施工をさせて頂いている藤井です。
皆さん、「水性塗料」「油性塗料」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
しかし、それぞれどのような特徴やメリット・デメリットを持っているのかご存じでない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は水性塗料と油性塗料について紹介していきたいと思います。
ぜひ最後までご覧ください。
Contents
水性塗料・油性塗料の違い
水性塗料と溶剤塗料の違いはどこにあるのでしょうか。
そもそも塗料は原料として顔料・合成樹脂・添加物といったような固体を使っています。
しかし、固体そのままでは塗装は不可能です。
そこでまずそれらの固体を液体で溶かして薄めます。
そして外壁に塗装し乾かして、溶かした液体を蒸発させることで壁に密着させ、顔料で着色しさらに合成樹脂の力で外壁などを保護していきます。
ここで液体として塗料を溶かすのが水であれば水性塗料、シンナーなどの有機溶剤で溶かすなら油性塗料(溶剤塗料)と言われています。
つまり、違いは溶かす溶媒の違いにあります。
以下でそれぞれを詳しく紹介していきます。
油性塗料
油性塗料の溶媒として使用されるシンナーなどの有機溶媒は、健康被害のない水とは違い他の物質を溶かすための物質であるため、身の回りの物質のみならず、人にも大きな影響を与える危険な物質です。
大変危険なものですので労働災害が起こらないよう有機溶剤作業主任者という資格を持った人が現場にいる必要があります。
作業終了後に作業員は健康診断を行うように厚生労働省から定められています。
強溶剤と弱溶剤
油性塗料の中でも薄める時に使う溶剤の違いで強溶剤(溶剤)と弱溶剤に分かれます。
溶解力が強い種類にはアクリルシンナー、ラッカーシンナー、ウレタンシンナー、エポキシシンナーなどが挙げられます。
近年では浮遊粒子状物質や光化学スモッグの原因物質の1つであり、揮発性有機化合物(VOC)などの環境へも配慮した弱溶剤塗料がつくられました。
弱溶剤塗料で使用されている塗料用シンナーはシンナー特有のにおいだけでなく、人体や環境への害も少ないです。
もし油性塗料をお考えの方には、環境の配慮も考えて弱溶剤塗料はおすすめです。
水性塗料
VOC削減などの環境を配慮して弱溶剤塗料を開発したと先程紹介しました。
更に環境に良い塗料を開発してできたのが水性塗料です。
油性塗料と違い、シンナーを使っていないので油性塗料よりも圧倒的に環境に優しいです。
とても安全に感じると思いますが、実際塗料を安定させるためにVOCが少し入っているので水性塗料を扱う際にも気を遣う必要はあります。
水性塗料の品質が上がるまでは油性塗料の方が耐久性が圧倒的に高く、耐久性が高い分価格も高いという状態でした。
しかし最近では、外壁用の水性塗料の開発が進んで高耐久のものも増えてきました。
現在では水性塗料と油性塗料のグレードはあまり変わらず、価格にもあまり変化がありません。
以下でそれぞれのメリット、デメリットを紹介していきます。
油性塗料のメリット
油性塗料のメリットを紹介していきます。
耐久性の高さ
溶媒で使われるシンナーですが、このシンナーなどの有機溶媒が耐久性の高い塗膜を作ってくれます。
これは水性塗料が販売されてからも油性塗料の方が優れています。
強い塗膜があることで、摩擦力に富んだ塗膜にすることができます。
多少の摩擦が生じても劣化しにくくなります。
密着性が高い
下地素材との塗料の密着が高いので塗膜の剥がれが起こりにくいです。
樹脂や金属というのはあまり密着性が良くありません。
しかし油性塗料を塗装すると密着性が良いので相性がいいです。
艶が出やすい
有機溶剤を含んでいるので、独特な光沢が出やすいです。
水性塗料と比べても艶の耐候性にも富んでいるので、長い間綺麗な艶を保つことができます。
乾燥が早い
水性塗料の場合は水分の蒸発で塗膜が硬化していきますが、油性塗料は水性塗料よりも含まれている水分が少なく油分が揮発することで乾燥します。
なので水性塗料よりも硬化が早く乾燥も早く出来ます。
工期を短縮することができるのでスムーズに工事ができます。
また防汚性にも優れているのでそれを重視するなら油性塗料が良いでしょう。
油性塗料のデメリット
デメリットも多くあります。以下で紹介していきます。
シンナーが含まれている
一番のデメリットが何度も出ていますが、やはり有機溶剤のシンナーが入っていることです。
工事中に人体に影響が出て具合が悪くなってしまうことも多くあります。
近隣の方に迷惑がかかることも考えられます。
2液型の扱いが面倒である
油性塗料には2液型の塗料があり、1液型の塗料とは違い、流体などをかき混ぜる作業である撹拌(かくはん)によって使い切らないといけないリミットの時間が発生します。
撹拌をすると6~8時間以内に使い切らないといけなくなります。
1液型と2液型の塗料についてはこちらの記事も併せてご覧ください。
人件費がかかる
油性塗料を選ぶと撹拌や塗布、道具の扱いなどに手間がかかることが多いです。
手間がかかるので人件費も多くかかってきます。
手間の中でも準備や後片付けに手間がかかるので、その部分に多くかかります。
長くなりそうなので今回はここまでにしておきます。
次回も油性塗料と水性塗料について、特に水性塗料のメリット・デメリットを紹介していきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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