外壁の色で室内温度がかわるってホント？？
堺市の皆様、こんにちは！
堺市創業年数No.1、外壁塗装・屋根塗装専門店のココペイントです！
ブログ担当は、これまで4500件の施工をさせて頂いている藤井です。
外壁塗装を行う際に、色選びにかなり迷われる方もいらっしゃると思いますが塗料の色によって室内の温度にまで影響が出てくることを皆さんご存知でしょうか。
色選択を間違えてしまうと室内環境に大きく影響が出てきます。
夏場に暑い状態が続くのは嫌かと思います。
今回は室内温度を快適にしていだたくために、最適な塗料の色についてご紹介していこうと思います。
ぜひ最後までご覧ください。
色によって熱の吸収率が異なる
色によって光の反射率や吸収率が異なります。
白などの明るい色に関しては、光の反射率が高く吸収率が小さいため建物の外壁が熱くなることなく、そのために室内温度も上がることが少ないです。
対して黒などの暗い色では、反射率が低く吸収率が高いため外壁が熱くなりやすいです。
外壁が熱くなってくると室内温度もかなり上がります。
これらを踏まえると白や淡い色では温度上昇が小さく、黒や濃い色は温度上昇が大きいとなります。
白や淡い色は夏場を涼しく過ごすために向いていて、黒や濃い色は寒い冬に向いている色です。
といってもこれはあくまで色による室内温度の上昇に関する傾向であり、他にも室内温度を左右する要因はたくさんあります。
断熱材の有無であったり、庇の有無、窓を取っている場所や大きさ、植物の有無によってもかなり室内環境に影響が出ます。
例えば、庇と植物2つについてお話させていただきます。
庇で言うと庇があるのとないのではお家に入ってくる光の量が変化します。
画像引用先：タイコーアーキテクト コラム太陽光の角度②
夏場と冬場で考えると夏場では太陽の南中高度がかなり高くなります。
高い位置から光が入ってくる際に庇があると光は入ってくるものの全てが全て入ってくるわけではなく軽減されます。
しかし庇がない場合では全て室内に入ってくることとなってくるのでかなり室内の温度が上昇してしまいます。
冬場に関しては逆に南中高度が低くなっているため庇に遮られることなく十分に光が入って来てくれるために暖かく過ごすことができます。
また植物に関して、窓の前に高い木などの植物が植わっていると夏場の日光をある程度遮ってくれるため室内が暑くなりすぎず快適に過ごすことが可能です。
室内温度は外壁の色だけで変化するものではありません。
外壁材の種類によっても変化します。
外壁塗装を行う際にはただ色を気をつけるのだけではなく、家全体の構造などにも気をかけて
実際どのくらい温度が違うのか
外壁の白と黒で室内環境が変化するといっても実際どのくらい違うのか実感がわかないかと思います。
実際白と黒の外壁の温度を比較すると外の気温などにも左右されることはあると思いますが、いくつかの様々な研究や実験の結果によると表面温度は最大で20度ほどの差があったようです。
屋根裏の温度も10度以上の差があるとされています。
夏場の屋根表面は80度ほどもあると言われています。
現在では遮熱塗料を使用しての塗装も多くなってきて、遮熱塗料での塗装で表面温度を20度ほど下げることができるそうですが、黒から白系に変えるだけでも同等の効果もしくはそれ以上が得られるといいます。
といっても外壁を白系にしている方はかなり多いと思いますが、屋根を白系にしているお家はあまりみなさんも見かけないと思います。
デザイン的な観点でブラウンや黒系を選択する方が多いでしょう。
そのため遮熱塗料で塗装をするケースが多いです。
屋根の表面温度が20度も変化すると室内温度も2～3度変化するとされています。
2～3度も変化すると冷房・暖房を使う頻度も減るかと思われるので省エネ効果もかなり期待ができるでしょう。
色選びをするうえで
室内の温度上昇で色選びをすることも大切ですが、他にも色選びをして頂くうえでポイントがあります。
地域にあった色味の選択
画像引用：仁徳天皇陵古墳 百舌鳥・古市古墳群
関西でいくと堺、京都や奈良など歴史的な価値のあるまちも多いかと思います。
歴史的な価値を維持していくために、そのようなまちでは条例などで外壁の色に指定があることが多いです。
堺の事例でいくと堺市景観計画というものがあります。
百舌鳥古墳群の周辺の住宅や大規模な建築物に対して規定があります。
詳しくはこちらからご覧ください。
住宅の外壁などの色に関してだけをピックアップさせて頂くと以下の通りです。
・ＹＲ系 ： 彩度６以下
・Ｙ、Ｒ系 ： 彩度４以下
・その他の色相 ： 彩度２以下
となっています。
アクセントカラーに関しても見付面積に対してできるだけ少なくして緑豊かな古墳に調和するような形でとされています。
逆に沖縄の地域ではアメリカンビレッジのように南国のようなカラフルな建物が多いかと思います。
写真：美浜アメリカンビレッジ 引用：じゃらんネット
地域によってかなり建物の雰囲気が異なることが多いです。
そのため、周辺環境にあった色を選択していただくことが必要となってきます。
沖縄ではこのような奇抜な色を外壁としても環境とあっているために良いとされますが、普通の住宅街でこれをしてしまうと周囲からの反対意見などが寄せられてしまう危険性が高いと思いますので周囲をしっかりと見てもし浮いたようなこととなる場合には控えるようにして下さい。
色褪せを考慮して
現在のお家で考えると、白系・黒系でいうと比較的白系のお家を見ることがみなさんも多いのではないでしょうか。
私の家の周りでも濃い色のお家はあまりありません。
白系が多い理由としてもちろん、今回紹介した温度上昇のこともあると思いますが、もう一つ大きな要因としては「色褪せ」です。
濃い色を選択してしまうと色褪せが目立ちやすくなってしまいます。
黒ですと白っぽくなってくるのが目に見えますし、紺でも色褪せはわかりやすいです。
濃い色を選択するとしても、紺は紺でも明るめの紺色を選択していただくと色褪せもわかりにくくなるのではないでしょうか。
DIYについて
実際、「塗装なんて自分でできるから依頼しなくてもいい！！」と思われている方も多いと思います。
しかし、控えていただくことをおすすめします。
大きく理由としては2つあります。
1つめが仕上がりの品質が十分でないことです。
たとえ良い塗料で塗装をしても素人が塗装したとなると技術が不十分で仕上がりに影響が出ます。
技術が十分にないと塗料も長持ちはしません。
業者に頼むよりも自分でしたほうが安いからといって、ご自身で良い塗料を買って塗装をしたとしても長持ちしないようでは2度手間になるだけです。
もう1つの理由としては、売却ができない可能性があるということです。
1つめの仕上がりの品質が不十分であることが原因となってしまいお家を売却できないケースが発生します。
将来的に、お家の売却を検討されている方は特にご自身での塗装は控えていただくようお願いいたします。
好きな色を選択して塗装をするのも良いとは思いますが、その分将来的にお金になるはずだったものを失ってしまって後悔すると思いますので、外壁塗装や屋根塗装はぜひプロにお任せいただければと思います。
まとめ
最後に、外壁の色というのは室内環境を快適にしていただくために本当に重要な要素となっています。
色によって熱の吸収率・反射率は異なりますが、白系の明るい色は夏場涼しく過ごしていただくことが出来て、黒系の暗い色は冬場を快適に過ごすことができます。
色だけでなく、断熱材や塗料の種類にも気をかけていただけるとさらに快適に過ごすことができるのではないでしょうか。
もし色だけでなく塗装に関してなにかお悩みがあればぜひココペイントにご相談下さい！
皆さんの地域・周辺環境に合わせて最適なご提案をさせて頂きます。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
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