アクリル塗料は外壁には向かない？？
堺市の皆様、こんにちは！
堺市創業年数No.1、外壁塗装・屋根塗装専門店のココペイントです！
ブログ担当は、これまで4500件の施工をさせて頂いている藤井です。
外壁塗装には多くの種類の塗料が存在します。
グレードなどによって費用も変わってくるわけですが、中でもアクリル塗料は昔は主流となっていた塗料ですが、現在は使用されることがかなり減ってきてましてや勧められないことも増えてきました。
なぜなのでしょうか。
しかし、アクリル塗料が勧められるということもあります。
そこで今回は「アクリル塗料は外壁塗装に向かないのか」ということを中心にお話していければと思いますので、どうぞご覧ください。
Contents
なぜアクリル塗料が外壁塗装に向かないのか
アクリル塗料がなぜ外壁塗装に向かないのか、その理由としては主に3つが挙げられます。
耐用年数の短さ
1つ目が耐用年数の短さにあります。
耐用年数は3～8年と塗料の中でも一番下のグレードにあたります。
耐候性が低いため、紫外線や風雨によって影響を受けやすく顔料が分解されやすいです。
顔料は色を出している成分であるため、分解されていくと色褪せにも繋がります。
ひび割れが起きやすい
アクリル塗料は塗料の中でも塗膜が硬く形成されるためひび割れが起きやすいです。
揺れが起きると特に影響がされやすいため、電車などがよく通る線路沿いの場合にはおすすめできません。
ランニングコストが膨大にかかる
耐用年数が短いことで起こってくるのが、ランニングコストが膨大にかかるということです。
仮にアクリル塗料の耐用年数が5年であった場合には20年もあれば4回塗装していることとなります。
ですが、フッ素塗料であればどうでしょう。
耐用年数20年であれば1回です。
塗料自体の費用はかなり安く済むのかも知れませんが、諸経費が膨大にかかってきます。
安い塗料を使用しても長く見たときに大幅に値段が変わってくるのかと言うとそうではないです。
浸透性が良すぎる
アクリル塗料は浸透性がよく湿気を外部に逃がしてくれます。
但し、外部の湿度が高い場合には内部に湿気を取り込んでくるため注意することが必要となってきます。
となると外部が湿度の高い状態になりやすい「海や川近くの敷地」ではアクリル塗料での塗装は向きません。
また浸透性が高いということは汚れも弾きません。
放置していると浸透したまま汚れて建物の全体の印象も悪くなってしまいます。
塗料を弾くこともないので、重ね塗りするには最適ではあります。
アクリル塗料が勧められるときもある
通常ではあまりおすすめされないアクリル塗料ですが、場合によっては使用されることもあります。
それぞれのケースについてご紹介していきます。
新築時
アクリル塗料が使用される典型的なケースは新築時です。
アクリル塗料はコストを抑えることができるため建売住宅に使われます。
また新築時というと建材が動きやすかったり膨張・伸縮が激しいということからどのような塗料を使用していてもひび割れが起きやすいです。
であればはじめは安価なアクリルで、ということが多いそうです。
また建売住宅の場合、外壁色を自分で選ぶことが出来ないために、購入してから変更するためにもアクリルがよく採用されています。
頻繁に塗装をしたい場合
飽きっぽい方もいらっしゃると思います。
頻繁にイメージチェンジしたい人からするとむしろアクリル塗料の方が良いでしょう。
5年以内であれば、耐候性に関しても問題はないかと思います。
取り壊し予定の建物・住宅
数年で建物や住宅を取り壊すとなった場合にもアクリル塗料で十分です。
予算をかけないで塗装ができるためすぐにでなくても、今後取り壊しを予定している場合でも良いと思います。
劣化や雨漏りがあまり気にならないのであれば安価で良いです。
店舗などは頻繁に変えていたりすると思いますが、店舗にも適した塗装であると思います。
内装塗装
お家の中の空間であれば特に劣化なども気になることがないのでおすすめです。
また、素人でも扱いやすい塗料なのでDIYにも適しています。
アクリル塗料を使用するなら
アクリル塗料を使用して塗装をする際のポイントについてご紹介していこうと思います。
今後の計画をしっかり立てて
通常の塗料と比較してかなり耐用年数が短いです。
次のメンテナンスはいつなのか、どのくらいの費用が毎回かかってくるのかを事前に知っておくことが必要です。
屋根には使用❌️
外壁と比べて屋根のほうが劣化は激しいため、5年もつとされていてももっともたない可能性が出てきます。
耐久性が落ちてしまうと、屋根自体が劣化していってしまいます。
外壁にはアクリルを使ったとしても屋根には使用しないように気を付けてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はアクリル塗料についてご紹介させていただきました。
耐用年数が短く塗装回数は増えるため、コストパフォマンスは良くないと思います。
そのため、現在は使用される頻度も減ってはいますが条件によってはまだまだ使用されています。
手抜きで使用する悪徳業者もいますので注意が必要です。
最後までご覧下さり、ありがとうございました。
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