【2026年最新】中東情勢、堺市の外壁塗装でも他人事じゃないお話…
堺市の皆様、こんにちは!
堺市創業年数No.1、外壁塗装・屋根塗装専門店のココペイントです!
ブログ担当は、これまで4500件の施工をさせて頂いている藤井です。

最近ニュースで取り上げられている「中東情勢」の問題。
日本でも様々な場面でその問題に直面しています。
皆さんの身近なものでいうとカルビーのポテトチップスのパッケージが白黒になるという発表があったと思います。
コロナ禍の時と比較するとあまり実感がないかもしれませんが、実はかなり大きな悪影響が出ています。
私たちの塗装業界もかなりの打撃を受けています。
先日HPでお知らせさせていただいた通り、当社でも価格改定を行うこととなりました。
【重要】 原材料高騰に伴う価格改定およびご契約タイミングのご案内
↑お知らせ
今回の記事では実際どのくらいの影響が出ているのか、またよく言われている「ナフサ」について、実際の塗料メーカーさんのセミナーに参加させていただき伺った現状の実態を正直に、そして当社での皆様へのご対応についてお話していきたいと思います。
塗装をご検討されている方、ぜひ最後まで見ていただきたいです。
Contents
そもそも「ナフサ」って何?
最近よく耳にすると思います「ナフサ」。
ニュースなどではガソリンと比較して全然取ることができないなどのことは聞くと思います。
ですが、そもそもナフサって何??と思われている方も多いと思いますので、まずはナフサのことからご紹介します。
ナフサについて
ナフサとは、原油を精製する過程で生まれる石油製品のひとつです。
粗製ガソリンとも呼ばれています。
原油は真っ黒でドロドロとした液体です。
これを加熱して蒸留して蒸気とします。
その後それを冷やすことによって再度液体として成分をそれぞれ分けていきます。

データ出典:資源エネルギー庁「資源・エネルギー統計」(石油連盟)
上記の画像のように原油精製によって様々なものが生成されます。
そしてナフサは分解されてエチレン・プロピレンといった石油化学基礎製品が生まれます。
これらの基礎製品から皆さんの身近な食品トレーやラップ、衣類といった合成繊維、日用品などに使用されます。
ナフサはガソリンよりも軽く、灯油よりも揮発しやすい成分であり、石油化学工業の世界では「基礎原料の王様」と呼ばれるほど重要な素材です。
外壁の塗料においては、溶剤系塗料やシンナーの主な原料となっています。
石油から塗料ができる、と言うと少し驚かれる方もいますが、実はほとんどすべての合成塗料は石油由来の原料で作られています。
シンナーや強溶剤の塗料は石油成分が90~100%、弱溶剤の場合は70~90%、水性塗料でも30~50%を石油成分が占めると言われています。
「水性塗料だから石油は関係ない」と思う方もいるかもしれませんが、水性塗料も樹脂成分はナフサ由来です。
水に溶けているかどうかの違いはあっても、主成分の製造にはナフサが欠かせません。
塗料だけじゃない:防水材・シーリング材も全部つながっている
ナフサと関係があるのは塗料だけではありません。外壁・屋根工事で使われる主な資材はほぼすべてナフサに依存しています。
シーリング材
外壁のサイディングボードとボードの継ぎ目、窓まわり、ドアまわりなどに充填するゴム状の素材です。
主成分は「変成シリコーン」や「ポリウレタン」で、どちらもナフサ由来の石油化学製品です。
外壁塗装工事では必ずと言っていいほど使用されますが、この数年で価格が大きく上昇しています。
防水材
陸屋根(フラットルーフ)やバルコニーの床面に使用される防水材も、「ウレタン防水」「FRP防水」など、ほぼすべてナフサ由来の樹脂が原料です。
特にウレタン防水はポリウレタン樹脂を主原料とし、その製造過程でナフサが大量に使われます。
下塗り材・シーラー
塗装前に下地に塗る「シーラー」や「プライマー」と呼ばれる下塗り材も同様です。
これらは上塗り塗料と下地の密着を高める重要ですが、これもやはり石油化学製品です。
つまり、外壁・屋根工事で使うほぼすべての材料がナフサという一本の糸でつながっており、ナフサの価格が上がれば工事で使うすべての材料が連動して値上がりするという構造になっているのです。
この「全部つながっている」という事実が、今の外壁塗装業界で起きている値上がりを理解する上でとても重要なポイントです。
なぜ2026年、ナフサがここまで問題になっているのか?中東情勢をわかりやすく整理
「中東が不安定なのはずっと前からでは?」
確かにそうです。しかし2024年後半から2026年にかけて、複数の要因が重なり合い、ナフサの安定供給にかつてないレベルの支障が生まれています。
ここでは、その背景をできるだけわかりやすく整理します。
ホルムズ海峡リスクとナフサ輸送への影響
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まず知っておきたいのが「ホルムズ海峡」という場所です。
ホルムズ海峡とは、ペルシャ湾とオマーン湾をつなぐ幅わずか約50kmの海峡で、サウジアラビア・イラク・イラン・クウェートといった主要産油国が輸出するタンカーが必ず通過しなければならない「世界最重要の石油輸送ルート」です。
世界で消費される石油の約20%がこの海峡を通ると言われており、ここが何らかの理由で通行不能になると、世界のエネルギー供給に深刻な影響が出ます。
2024年後半から続く中東の緊張状態は、この海峡周辺でのリスクを高めており、タンカーの保険料・運賃が大幅に上昇しました。その結果、日本に届く原油・ナフサのコストも上昇しています。
日本は特にナフサ依存度が高い国だった
実は、日本は世界の中でも特にナフサへの依存度が高い国です。
欧米の先進国では、石油化学の基礎原料として天然ガスから生産される「エタン」が広く普及しています。
しかし日本では、産業構造や地理的条件から、石油化学工業の原料をナフサに大きく依存してきた歴史があります。
このため、中東情勢によってナフサの供給が不安定になると、欧米諸国に比べて日本の石油化学産業、そして塗料業界への影響がより大きく、より直接的に出てしまうのです。
日本は中東地域に依存している
ナフサの依存度が高いこともそうなのですが、そもそも原油自体の輸入を中東地域に集中させ、中東地域に依存していたことが日本が現在問題となっている理由でもあります。
日本のナフサ輸入の約7割が中東由来と言われています。
円安・物流コスト増が追い打ちをかけている
さらに追い打ちをかけているのが、円安の進行と物流コストの上昇です。
ナフサは国際市場でドル建てで取引されます。
円安が進むと、同じ量のナフサを輸入するのに以前より多くの円が必要になります。
2022年頃から続く円安トレンドは、輸入コストを大幅に押し上げました。
さらに、コロナ禍以降のコンテナ不足、燃料費上昇による輸送コスト増も重なり、最終的に工事現場に届く塗料・シーリング材の価格は数年前と比べて大きく変わっています。
これらの要因が複合的に重なっているため、「一時的な値上がり」ではなく、構造的な変化として向き合う必要があると私たちは考えています。
塗料・防水材・シーリング材はなぜ値上がりするのか?原材料から工事費までの値上がりの連鎖を解説
ここまでの話で、「ナフサが値上がりすれば塗料も値上がりする」という大きな流れはご理解いただけたと思います。では、実際にその値上がりは工事費にどのように波及するのでしょうか。
「原材料の値上がり」が「工事費の値上がり」につながるまでの連鎖を、丁寧に説明します。
主要メーカーの価格改定の動き
日本を代表する塗料メーカーは、この数年で複数回の価格改定を実施しています。
関西ペイント・日本ペイント・エスケー化研といった大手メーカーは、2022年以降、原材料コストの上昇を理由に数次にわたって製品価格の値上げを発表してきました。
改定幅は製品によって異なりますが、代表的な外壁用塗料では数年前と比べて10〜30%程度価格が上昇しているケースも珍しくありません。
重要なのは、こうした価格改定が「一度だけ」ではなく、段階的・継続的に行われてきたという点です。
一回の改定幅は数%であっても、それが数年にわたって繰り返されれば、累積すると大きな値上げになります。
塗装業者はこうしたメーカーからの価格改定通知を受け取るたびに、仕入れコストの増加に対応しなければなりません。
塗料の供給状況
塗料の供給情報を一部抜粋してご紹介させていただくと、「日本ペイント」では複数製品の受注を停止しており、「エスケー化研」でも弱溶剤下塗り材の受注を停止しております。
「関西ペイント」ではシンナーの出荷制限、「アステックペイント」でも受注停止や出荷停止、納期が水性塗料でも1か月、弱溶剤塗料に関しては未定の状態です。
シーリング材の現状
当社でも以前、シーリング材がなかなかはいってこず工事が進められないということがありました。
ある塗料メーカーのセミナーを受けた際にも、シーリング材の欠品による工事の遅延があるというお話がありました。
シーリングの欠品のために入手のしやすいシーリングとの上塗り塗料との相性などのお話もありました。
シーリング材は外壁工事において非常に重要な素材です。サイディング外壁の場合、目地(継ぎ目)のコーキングが劣化すると、そこから雨水が浸入して外壁材や下地材の腐食・劣化が急速に進みます。
シーリングの品質を落とすことは、工事の耐久性に直結するため、私たちは価格が上がっても品質を落とさないように工夫しています。
値上がりしているのは材料費だけじゃない:職人の人件費・燃料費も上昇中
原材料の値上がりだけに目が向きがちですが、工事費全体を押し上げているのはそれだけではありません。
職人の人件費の上昇
建設業界全体で慢性的な人手不足が続いており、熟練した塗装職人の確保はますます難しくなっています。
適切な賃金を払って優秀な職人を確保・育成しようとすれば、人件費は当然上がります。逆に言えば、「極端に安い見積もり」を出している業者は、どこかでコストを削らざるを得ないということでもあります。
車両・燃料費の上昇
現場への移動、材料の運搬に使うトラックやバンの燃料費も、ガソリン価格の上昇に連動して増加しています。
毎日複数の現場を回る塗装業者にとって、燃料費は小さくないコストです。
足場費用の上昇
外壁・屋根工事には仮設足場が欠かせませんが、足場に使われる鉄鋼材料も原材料費の影響を受けており、足場費用も以前より高くなっています。
こうした複数の要因が重なって、外壁・屋根工事全体のコストが上昇しているのが2026年現在の実態です。
30坪の住宅で工事費はいくら上がった?具体的に試算してみた
「結局、自分の家の工事費にどれくらい影響があるの?」
ここが一番気になるところですよね。第二章では、数字を使って具体的にお伝えします。
材料費は工事費全体の3〜4割を占める、という現実
まず前提として知っておきたいのが、外壁・屋根塗装工事における「材料費の比率」です。
一般的な外壁・屋根塗装工事の費用は、大きく以下の4つに分けられます。

注目していただきたいのは「材料費が工事費全体の30〜40%を占める」という点です。
以前当社の記事(2022年)にも工事費の内訳についてご紹介させていただいたことがあります。
当時のものと比較してみます。

つまり、材料費が仮に20%値上がりした場合、工事費全体に対しては「20% × 35%(材料費比率)=約7%」の値上がり要因になる計算です。
20%値上げしたからといって「材料費の値上がりがそのまま工事費に上乗せされるわけではない」とも言えますが、逆に言えば工事費の3〜4割を占める部分がじわじわ上がり続けているという事実は、長期的にみると無視できない影響をもたらします。
さらに前章でお伝えした通り、材料費だけでなく足場費用・人件費・燃料費もすべて同時に上昇していますから、工事費全体への影響は材料費の上昇幅だけでは測れません。
「3年前の見積もり」と「今の見積もり」を比べると
私たちが実際に経験してきた感覚では、2022〜2023年頃の見積もりと2025〜2026年現在の見積もりを比較すると、同じ仕様・同じ規模の工事でもおおよそ10〜20%程度金額が上がっているケースが多いです。
これは一気に上がったわけではなく、塗料の仕入れ価格改定、シーリング材の値上がり、足場業者からの単価見直し、職人の労務費上昇が少しずつ積み重なった結果です。
数年前は100万円が相場であった塗装も今では120万円~がベースとなっているということです。
「以前もらった見積もりより高くなった」とお感じになっている堺市のお客様がいれば、それは業者がぼったくっているわけでは全くありません。
こうした業界全体のコスト構造の変化によって反映されたものです。
外壁塗装への影響額
では、30坪(延床面積約99㎡)の一般的な2階建て住宅を例に、各工事への影響を具体的に試算してみます。
屋根塗装に関しては当社でお勧めする塗料が数年前と2026年現在で変更していることにより比較対象外としています。
2023年当時と2026年現在で同じ塗料で比較してみます。
あくまでも目安の試算です。お家の形状によって大幅に変化しますので参考程度でとどめて頂けますと幸いです。
今回は相場の外壁面積とされている120㎡で考えてみます。
【外壁塗装工事】
あるA・Bという塗料2つの塗料で見てみます。

↑2023年時点の塗装平米単価と2026年現在の塗装平米単価
※上記は下塗り等も含みます。
この場合、比較してみると平米単価がA塗料・B塗料どちらにおいても700円程度価格が上がっていることが確認できると思います。
下塗材によっても若干の値段差はありますが、それでも100~200円程度です。
これを考慮しても500円程度が値段が上がっていることが分かります。
120㎡の場合、A・B塗料どちらにおいても700(円)×120(㎡)=84,000円となり、おおよそ9万円程度値段があがっています。
2023年当時、B塗料で塗装をするとなると塗装の分のみで372,000円であったのが現在で見ると456,000円とかなりの値段が上がっていることが分かると思います。
外壁塗装を「外壁」だけで考えると損をする理由
何度も記事にしたことがありますが、「工事はできるだけまとめて行う」ことが、値上がり時代の今、より賢い選択だということです。
外壁塗装と屋根塗装を別々のタイミングで行うと、足場費用(1回あたり15〜20万円程度)が2回かかります。
同時施工にすれば足場は1回分で済み、大幅にコストを抑えられます。
また、シーリングの劣化が進んだまま放置すると、外壁材の内側への雨水浸入が起こり、下地材や構造材の腐食・カビが発生します。
その修繕費用は塗装工事の費用をはるかに上回ることがあります。
材料費が上がっている今だからこそ、「必要な工事を必要なタイミングで、まとめて行う」という判断が、長い目で見た時の節約につながります。
「待てば下がる?」に正直に本音で答えます
外壁塗装を検討されているお客様から、最近特によくいただく質問があります。
「値上がりしているなら、落ち着くまで待った方がいいですか?」
正直に答えます。結論から言うと、「外壁・屋根の劣化が始まっているなら、待つほど損をする可能性が高い」というのが私たちの見解です。
ただし、これには理由があります。
感情論などではなく、根拠をきちんと説明します。
価格が下がる条件とは何か
まず、「待てば価格が下がるのか」という点を冷静に考えてみましょう。
塗料・シーリング材の価格が下がるためには、以下の条件が揃う必要があります。
- 中東情勢が安定し、原油・ナフサの供給が正常化する
- 円安が是正され、輸入コストが下がる
- 物流コストが落ち着く
- 塗料メーカーが価格を引き下げる判断をする
このうち、直近で実現する見込みが高い条件はどれでしょうか。
中東情勢については、専門家の間でも見通しが分かれており、短期間での劇的な安定化を予測するのは難しい状況です。
年末までこの調子かもしれない・・・そのようにメーカーの方もおっしゃっていました。
円安についても、構造的な要因が絡んでいるため、一時的な円高局面があっても長期的な円安基調が続く可能性は否定できません。
さらに重要なのが「メーカーが価格を下げるかどうか」という点です。
歴史的に見ると、一度値上げされた製品価格が大幅に引き下げられた事例は非常に少なく、原材料費が多少下がっても「その分を利益として確保する」という判断をするメーカーも少なくありません。
こう考えてみるとすべて条件が揃おうと思うとかなり時間がかかると思われます。
つまり、「待てば必ず下がる」とは言い切れないのが現実です。
「待つリスク」と「今動くリスク」を比較する
価格の見通しとは別に、「待つこと自体のリスク」も考える必要があります。
待つリスク
外壁や屋根の塗膜は、時間とともに確実に劣化します。
塗膜が劣化すると防水機能が低下し、外壁材・屋根材・下地材へのダメージが蓄積されます。
特に注意が必要なのがシーリングの劣化です。
シーリングはおおむね築10〜15年で劣化が始まり、ひび割れや剥離が起きると、そこから雨水が外壁の内側に浸入します。
早い段階で工事を決断しておけば増打ちのみで済まされたものが、打替えをしないといけない。
そして劣化状態を放置していると、外壁材の膨れ・反り・腐食、さらには内部の断熱材や構造材へのダメージへと発展します。
こうなると、塗装工事だけでは対処できず、外壁材の張り替えや構造補修が必要になります。
その費用は塗装工事の数倍になることもあります。
「10万円の値上がりを避けるために1〜2年待った結果、50万円以上の修繕費が必要になった」というケースは、私たちの現場でも決して珍しくありません。
今動くリスク
一方で、「今すぐ工事すること」のリスクは何でしょうか。
強いて言えば、「もう少し待てば価格が下がっていたかもしれない」という機会損失のリスクです。
ただし、前述の通り近い将来に大幅な価格下落が起きる可能性は現時点では低く、このリスクは相対的に小さいと判断しています。
また現在塗料の入荷が未定となっている場合もあります。
その際は代替品で対応させていただく、またはその塗料の入荷まで工事を始めないといった工事遅延の可能性があります。
外壁・屋根の劣化は待つほどに補修費用が膨らむ現実
塗装工事のタイミングと費用の関係を、もう少し具体的に整理します。
①適切なタイミングでの塗装
外壁塗装工事費:85万円
②落ち着くのを待って(1年程度)劣化が進行している場合
工事費:90万円
+シーリング劣化による外壁補修:15万円
+下地補修費:15万円
合計:120万円
待ったら安くなるといった考えもありますが、劣化が出ている状態なのに情勢に合わせて待っていると修繕範囲が広がってしまい、かえって高くなってしまいます。
工事費も安くなる可能性がありますが、費用は高止まりもしくは継続的に上昇していくと言われています。
値上げの時代だからこそ問われる「施工品質」/業者の見極め方
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材料費・人件費・足場費用のすべてが上がっている今、塗装業者の間でも「どこでコストを吸収するか」という判断が迫られています。
誠実な業者は、利益を薄くしてでも品質を守るようにします。
しかし残念ながら、見えにくい部分の工程や材料を削ることでコストを下げ、表面上は安く見える見積もりを提出し契約を迫ってくる業者も存在します。
外壁・屋根塗装は、工事が終わってしまえば「何をどう塗ったか」が外からほとんど見えません。
だからこそ、業者を選ぶ目が今まで以上に大切になっています。
コスト削減のしわ寄せが来やすい工程ワースト3
塗装工事の中で、手を抜かれやすい工程には傾向があります。知っておくだけで、悪質な工事を見抜く目が養われます。
1位:高圧洗浄等の下地処理の省略・手抜き

外壁・屋根塗装の前には必ず「高圧洗浄」を行い、表面の汚れ・旧塗膜・苔・藻などを徹底的に洗い落とす必要があります。
この工程を丁寧に行うかどうかで、塗料の密着度が大きく変わります。
高圧洗浄を短時間で済ませたり、届きにくい箇所を省略、ケレンの省略などをしたりすると、塗料が浮いて早期剥離を起こす原因になります。
しかし工事中に施主様が確認しにくい工程でもあるため、手を抜かれやすいです。
2位:下塗りの省略・薄塗り
塗装は一般的に「下塗り・中塗り・上塗り」の3回塗りが基本です。
このうち下塗りは、外壁と仕上げ塗料をつなぐ接着剤の役割を果たす非常に重要な工程です。
下塗りを省略したり、規定量より薄く塗ったりすると、仕上げ塗料が外壁に密着せず、短期間で剥離・膨れが起きます。
しかし下塗りは仕上げ塗料で覆われてしまうため、完工後に確認する手段がありません。
3位:シーリングのグレードダウン
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シーリング材には価格・品質にさまざまなグレードがあります。
安価な低耐久品を使っても、見た目は高耐久品とほぼ変わりません。
しかし耐用年数は大きく異なり、数年で硬化・ひび割れが起きることがあります。
また最近シーリングの入手が難しいとされていますが、シーリング材も塗料との相性があります。
安価でさらに施主様の外壁に使用する塗料との相性が合っていないと、品質がかなり下がってしまいます。
材料費が上がっている今、仕入れコストを抑えるためにシーリング材のグレードをひっそり下げる業者には注意が必要です。
見積書の”ここ”を見れば品質姿勢がわかる

業者の誠実さを見極めるうえで、見積書は非常に重要な手がかりになります。以下の点を確認してみてください。
① 使用塗料の「製品名・品番」が明記されているか
「シリコン塗料」「フッ素塗料」という種別だけでなく、具体的なメーカー名と製品名が書かれているかを確認しましょう。
入荷状況によって業者の方からお話はあるとは思いますが、基本的には上塗材に関してはしっかりと製品名とそれについての説明があるのかが重要です。
「外壁用塗料一式」のような曖昧な表記しかない見積書は要注意です。
② 工程ごとの塗布量・回数が書かれているか
「外壁塗装一式:○○万円」という一括表記ではなく、下塗り・中塗り・上塗りの回数と使用量が記載されているかを確認しましょう。
工程が細かく書かれている業者は、それだけ工事内容に自信と誠実さがある証拠です。
③ シーリング材の「製品名・打ち替え総延長」が書かれているか
シーリング工事についても、使用するメーカー・製品名と、打ち替えを行う総延長(メートル数)が明記されているかを確認しましょう。
「シーリング工事一式」という表記だけでは、何をどれだけ行うのかがわかりません。
「安すぎる見積もり」が出た時に確認すべき3つの質問
複数社から見積もりを取った際に、一社だけ極端に安い金額が出てくることがあります。その場合、以下の3つを直接聞いてみてください。
質問1:「使用する塗料のメーカーと製品名を教えてください」
具体的な製品名をすぐに答えられない、または曖昧にする業者は注意が必要です。
質問2:「下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りは確実に行いますか?各工程の乾燥時間はどのくらい取りますか?」
乾燥時間を適切に確保せず工程を急ぐと、塗料の密着不良や早期劣化の原因になります。
工程管理への意識が低い業者は、この質問に答えを濁すことがあります。
質問3:「シーリングはどのメーカーのどの製品を使いますか?耐用年数はどのくらいですか?」
シーリング材のグレードと耐用年数を明確に答えられる業者は、材料選定に責任を持っているといえます。
これらの質問に対して、丁寧かつ具体的に答えてくれる業者であれば、まず信頼していただいて大丈夫です。
逆に曖昧な返答が続くようであれば、その業者への依頼は慎重に考えることをおすすめします。
ここで皆さんにご理解いただきたいのが最も業者として気を付けていただきたいのは「あいまいな返事をする業者」です。
質問に対して曖昧で濁して答えるということが一番危険です。
業者としてしっかりとした理由のないことによる表記方法の曖昧さなどには特に注意していただく必要があります。
値上げの渦中で、ココペイントのこれから

ここまで、ナフサショックの実態・工事費への影響・業者の見分け方とお伝えしてきました。
最後に、私たち自身のことをお話しさせてください。みなさまに一番知っておいていただきたいことです。
「値上がりの話をされても、結局どこに頼めばいいかわからない」というのが正直なところだと思います。
そこで、私たちが堺市のお客様に対して大切にしていること、そして私たちの施策を、包み隠さずお伝えします。
おすすめ塗料の変更で影響を最小限に抑える取り組み
材料費が上がっている中で、私たちが最も力を入れているのが仕入れの工夫です。
現在どのメーカーでも欠品している製品や値上げの幅が分からず入荷ごとで製品の値段が随時変わる商品、納期が未定の製品が多くなっています。
お知らせしたとおり、GW明けからの見積分は値上げをさせて頂いています。
私たちの取り組みとして塗装にお勧めする塗料を変更いたしました。
入荷の目途が立ちやすい、そして値上げの幅が把握でき安心しておすすめできる、皆様にとっても私たちにとっても分かりやすい塗料でのプランを検討できるようにしております。
こうした取り組みによって、原材料費の値上がりをそのままお客様への請求額に転嫁するのではなく、適切な対応をとっています。
おすすめ塗料は変わりますが、メーカーが異なるなどで品質・耐用年数には問題ございませんので、ご安心頂ければと思います。
塗料の納期目安がたってからの工期開始の提案

毎日塗料の状況は変わっています。
というのも、塗料メーカーさんから価格改定や欠品情報が毎日のように流れてきます。
多くの外壁塗装会社からの注文によって毎日のように状況が変化しています。
ここで私達ココペイントが大切にしているのは「塗料の入荷が担保された状態で工期を提案する」ということです。
今まででは工事の混み度合いとお客様の都合で合わせて工期をご提案させていただいておりました。
ですが、これは塗料を注文してすぐに入ってくることが分かっていたからです。
今の状況でしてしまうと塗料が届かないのに足場が立って、洗浄が始まって~。
でも塗料がないから塗装は出来ない・・・。
最近このようなニュースもよく聞きます。
こうなると足場が立ったままで工事が終わらず、費用としても防犯面でもよくありません。
そのため、塗料の入荷の時期が担保された状態で工期を決められるようにご提案するようになりました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
多方面に打撃を与えている中東情勢問題。
話題になっているナフサをはじめとして中東情勢の実態と塗装業界への影響についてご理解いただけたのではないでしょうか。
皆様がご不安にならず安心して工事ができるよう私たちも精一杯尽力させて頂きます。
まだまだ読めない中皆様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承いただければと思います。
最近、中東情勢の関係で塗装がどのようになるのか、一度見積をしてほしいと来てくださった方もいらっしゃいます。
金額も高止まりが予想されますので、少しでも気になる方、お話を聞きたい、相談したい。
ちょっとしたきっかけで構いません。皆さんのご不安解消のためにもこの機会にぜひお問合せ頂ければと思います。
この不安な状況が一刻も早く収まりますように。
最後までご覧いただきありがとうございました。
堺市で外壁塗装・屋根塗装をご検討の際はお気軽に
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